2009.07.01

ジャンボ鶴田は偉大だ。

敢えて「昭和プロレス」のカテゴリーに入れますけれど、最近になってジャンボ鶴田の偉大さが本当に身に染みて感じております。ジャンボ自体は昭和と平成の橋掛け時期に活躍した人なので、昭和の人と限定するのは心苦しいのですけれどね。

さっき、雄三さんとiChatしてたんだけれど、何故か盛り上がったのがジャンボの話(笑)。

「『J』(鶴田のテーマ曲)は盛り上がるよねぇ」から始まって、そこからあれやこれやと話しました。結論を先に書くと、二人とも「三沢が死去した事でようつべとかニコ動とかで彼の試合の動画を検索してるんだけれど、ずっと見てるといつしか鶴田の試合を探し始めている自分がいる」事に気付くと(爆笑)。

調子に乗って、4本も動画を貼ってしまった(^_^;

ちなみに1番目と3番目の動画のBGMが『J』(故・鈴木宏昌氏作曲)、2番目の動画のBGMが『ローリングドリーマー』(※なんと!歌詞付きw)。

これらの動画を改めて見ると、ジャンボの身体能力が如何に優れていたかと云う事をまざまざと思い知らされますな。日体大に入って、バスケからアマレスに転向して2年後にミュンヘン五輪に出場しちゃうんだから、何でも出来ちゃう順応性もあったわけで。

管理人って小さい頃からの新日ファンだったんだけれど、ここ数年は本当に馬場率いる全日本プロレス(←今の武藤がやってるヤツとは違うよ)の試合の方が楽しく見られるんですよね。

アメリカから流れてきた正統的なプロレス=全日本プロレス=馬場と、異種格闘技戦とかドロドロとした試合展開というかとにかくニッチで異端なプロレス=新日本プロレス=猪木…そんなのが判りやすい区別の仕方なんだけれど、その「当たり前の事を当たり前に突き詰めていく」という凄さが昔の全日本プロレスにはあったのかって、再認識したわけでして。

猪木のところみたいな余計な煽りが一切無いですから>全日本。本当に自分の身体に自信がある人が、能力を発揮している風であるわけですね。

管理人が若かりし頃は、猪木のプロレスってのは「時代の寵児」的な感覚があって面白かったんですけれどね。若さ故なのか、馬場という権威に立ち向かっていく猪木に何かの思いを託していたんでしょうけれど。

ただ、馬場が考えていただろう「身体の大きな日本人が、身体の大きな外人と繰り広げる(普通の)プロレス」ってのは言葉を必要としない分、いま見ると逆に説得力がありますね。

その馬場プロレスを正統的に継いで、具現化していった代表格がジャンボ鶴田ですな。

ドロップキックとかジャンピング・ニーパットの跳躍力しかり、馬場を持ち上げて一度止めた上で後ろに投げていくサイド・スープレックス(俵返し)しかり、腰ではなく上半身を持って投げてしまうフロント・スープレックスしかり、本当に鶴田という人の凄さばかりが目に付きますな。相手のワザを受けきって、なおかつアレだけの大技が繰り出せるってのは凄いなと。

猪木が「風車の理論」なんて言ってましたけれど、その論理を当てはめるんだったら一番強いのはジャンボだったんじゃないかなぁ…なんて、ツッコミを入れたくなるほどです。

鶴田が肝炎に冒されず、死にまで至らなかったら、たぶん日本のプロレスの歴史は変わっていただろうなぁ。今みたいに、こんなに落ち込まずに済んだような気がするし、変なカミングアウトも行われなかっただろうし、三沢もこんなに早く逝かなかったんじゃないか…それを考えると、90年代前半のジャンボの途中離脱ってのは本当に悔やまれます。

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2008.07.24

力道山 vs 木村政彦(54年)。

以前に力道山の話を書いた事があります。

彼に関するいろんな文献を読んでみると、彼の周囲にいた「日本の裏社会の面々」が関わってきたりして、非常に興味深かったりします。表では戦後日本の大英雄、裏では裏社会の構成員…日本の戦後史・高度経済成長期を考える上で、力道山の背景ってのは非常に面白いと感じます。

ただ、元々がプロレスファンなので、中心はどうしてもプロレスラーとしての彼になってしまいます。そこはご容赦ください。

さて、今年の2月(ウチの親父の死去の前日だったかな)、とあるオークションで力道山の貴重ビデオを落札しました。

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90年代後半に文藝春秋から発売されたビデオなんですが、廃盤になってからずっと探していました。

何故、このビデオが欲しかったか。

それは力道山vs木村政彦…所謂"昭和巌流島決戦"が、(たぶん記録映画ではありますが)全貌を推察できる程度のモノが入っていたからです。

断片的に映像を見た事はありましたし、いろいろな文献で情報は得ていました。が、入場から試合終了までの全貌が垣間見える映像を見た事は皆無でした。

で、2月のビデオ落札から何度も試合を見て振り返っているんですが、重々しいというか重苦しいというか、そんな試合はなかなか無いという感想を抱きました。日本プロレス界においても希有の一戦だったと考えています。

加えて、試合の結末が「力道山がガチンコに出て一方的な形で木村を葬り去った」と言われています。力道山が「約束破り」を犯した事が管理人の胸の中にずっと引っ掛かっています。

力道山は何故、約束破りを犯してまで勝ちにこだわったのか。

それを考えてみたいと思っています。

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2008.07.08

森達也がNHKに。

徳島のオジさんに教えてもらった番組ですが、すでに全て録画予約をしてあります。

NHK教育 私のこだわり人物伝

本日までで第2回までが終了したわけですけれど、なかなか濃いメンツというかなんというか。まぁ、森自身が『悪役レスラーは笑う』という著書を持ち、実は週刊ファイトで採用面接を受けた経験を持つディープなプロレスファン(←面接官はI編集長!)なので、こういう番組が企画されるのはワカランでもないです。

でも、何故にNHK、それも教育テレビなのだろうか。NHKでプロレスが語られるなんて、いい時代になったもんだなぁ…というか、今となってはなりふり構わんのか(笑)。

森達也が東郷やブラッシーといった悪役レスラーを語っているのですが、管理人が注目したのはアンドレ・ザ・ジャイアントがメンツに加わっているところ。

昔、週刊プロレスで連載されていたミスター高橋のエッセイでは、アンドレはけっこう陽気で豪快な怪物という感じで描かれていた覚えがあります。実際に、その解りやすい巨体と、巨人の割にはキビキビとして頭の良さそうなファイトスタイルがありましたから、アメリカではスーパースターでした。だから、仮に己の肉体にコンプレックスがあったとしても、それを上手く利用していたという感があります。

ただ、これも週プロでしたが、晩年のアンドレの記事というのがありまして(確か、パリの自宅にいる彼の話じゃなかったかな?)、それがもの悲しい雰囲気だった覚えがあります。もしかすると、アンドレは陰の部分をずっと引きずりながらの生活をしていたのかなと、邪推したりしてましたけれど。

アンドレの回は、来週放送です。森達也がどういう切り口でアンドレを語るか、それが楽しみです。

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2008.02.09

A・猪木 vs S・小林(74年)。

有言実行です(笑)。

「管理人の心に残った昭和プロレス名勝負について書いていこう」という企画なんですが、一発目は何にしようかなってのがかなり迷いました。お気に入りの試合って多々ありますし、音楽同様にプロレスも管理人の当時の心象風景と重ね合わせて見ますから、おいそれと選択はできない。

それに、当たり障りのない話もしたくないし…(苦笑)。

でも、あれこれ考えていても前に進まないんで、今回は素直に管理人をプロレスに引き込んだという試合を選んでみました。

それが74年3月に行われた、アントニオ猪木とストロング小林の一戦でございます。

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2008.02.03

昭和プロレス。

この度、カテゴリーをひとつ付け加えました。

その名も「昭和プロレス」

なんか"ミック博士の有名なページ"のタイトルみたいですけれど(苦笑)。

"徳島のヲジさん"ことイエデビさんから、貴重な映像満載のDVDを送ってもらった話は先日書きました。それに触発されたのか、最近では馬場&猪木の試合を始めとした昭和のプロレスの試合ビデオを見る機会が多くなっているんですよね。

だからといって、ブログにカテゴリーを作ってしまわなくてもと思うんですけれど、ビデオを見ているウチに「これは後世に語り継がなければいけない!」などと妙な使命感に燃えてしまいまして(笑)。

一番好きだった猪木の試合が主になるかとは思いますが、できるだけ多方面に広げていきたいなと考えております。

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2006.08.06

G・馬場vsS・ハンセン(82年)。

亀田興毅の世界戦が物議を醸してるけれど、本日になってまた親父がネタを提供してくれてますな(笑)。

亀田父が反撃、バッシング歓迎
※痛いニュースより

もうね、プロとして空気が読めなさすぎ。これを機に「大ヒール(悪役)」になろうと方向転換したんだったら感心するけれど、どうも此奴にはそこまでの思慮深さを感じない。息子に対しては、「どこか醒めてる」感が日が経つ事に強くなっているのだが。かといって、親父も息子も痛さの度合いは変わらないけれど。

「嫌われてる事は勝った事」って、どうしたらそういう思考になるのか(苦笑)。「お前らが中途半端な興行をやってるから、納得出来ねぇ」って事を含みながら世間は怒ってるのに、もう少しトンチの効いた事を言えよと(失笑)。

そういう空気の読めない方々には、是非とも偉大なるレスラー・ジャイアント馬場の試合でも見て、爪の垢でも煎じて飲んで欲しいモノだ…って、馬場はお亡くなりになってるけれど(苦笑)。

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2006.01.03

力道山…今年の研究テーマ。

30日あたりから、イエデビさんに渡すためにNHK-BSのスポーツ特番をいろいろと見ながらダビングしていたのだが、そこで一つの番組に凄く興味が惹かれた。

一昨年放送された『力道山 比類なきリングの輝き』という2時間近いドキュメンタリーがその番組。

よくもまぁ、1年以上前に撮った番組がHDDレコーダーの中に残っていたと、我ながら呆れてしまった…といいつつ、ジックリと番組を見てしまって、こんなエントリーを起こしてしまったワケだが(苦笑)。

今年は、韓国で上映されて人気を博した日韓合作映画『力道山』も晴れて日本国内で公開される。彼には興味があって力道山関連の書物やDVDも持っていたりするので、ここはジックリと研究するつもりで追っていこうかななんて、ビデオを見ながら決意したりして(笑)。

映画『力道山』オフィシャルサイト
※配給:Sony Pictures

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