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2009.06.12

Bob Dylan / Together Through Life

老いてなお盛ん…という感じのディランの新譜です。

Bob Dylan / Together Through Life

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日本語訳だと"ずっと一緒に"って意味になるそうですが、ジャケット写真からして直球ですな(笑)。

前作『Modern Times』同様にアメリカのルーツミュージックに傾倒した感じの作風になっておりますが、前作のブルース色豊かな感じと違って、今回はテックス・メックス系の作風に聞こえるのですが。ライ・クーダーを良く聴くリスナーとしては、慣れ親しんだ音なので非常に聞きやすかったですな。

さっきの"ずっと一緒に"という意味が、女性との関係に掛けているのか、あるいは「自分が慣れ親しんだ音楽との付き合い」という意味でのメタファーなのか、その辺りは定かじゃないです。

ただ、初回限定版(←デラックス・エディションなんですよ…買ったのは)に、「ディランの語りで14曲が紹介される」という『テーマ・タイム・ラジオ・アワー』という本人出演のラジオ番組を収録したCDが付属してるんですが、それの曲目を見るとハウリン・ウルフを始めとしたブルース、ストーンズなどのロック、カントリーとか色んなジャンルの、どちらかといえば懐かし目の曲を紹介しています。

そのラジオ番組と今作品とを聞くと、現在のディランは「自分が影響を受けたであろう音楽」に対して素直に興味深さを明らかにしている感じなんでしょうね。彼の現状の嗜好が良く現れたアルバムだと思います。まさか、自分を総括しようとは考えていないでしょうけれど(笑)。

ビックリしたのはですね、このテックス・メックス調のアルバムが全米と全英でチャートアクションが素晴らしかった事です(※どちらも初登場1位だって!)。確かに「ディラン」ブランドが付いているわけですが、こういうルーツミュージックに触発されたアルバムがチャートを駆け上るってのは、やはりアメリカとイギリスの音楽マーケットの奥深さを現しているのではないかと。

米英、恐るべし!(笑)

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【おまけ】

ようつべで検索していたら、貴重な貴重な「愚かな風」の演奏ビデオを発見しました。

これって、ローリング・サンダー・レビューの2年目のヤツじゃないですか!…という事は『激しい雨』に収録されているままのディランの映像でありまして。

音を聞きながらディランの歌う姿を想像していたわけですが、ほぼ想像通りの映像でしたな。以前のレビューに書いた通りに、投げやりというか吐き捨てるかのように歌うディランがそこにはいました。

現代の円熟味が溢れているディランとは違いますが、ボクはこの頃のディランが一番好き(^.^)。

管理人認定の、ディラン史上最高のパフォーマンスを存分にお楽しみください。

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