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2008.07.07

Ry Cooder / I, FLATHEAD

えーと、ライ・クーダーの新譜が唐突に発売されました。

 Flathead

 Ry Cooder / I,FLATHEAD

「CDなのにジャケットサイズが縦長」というのは、実は管理人が購入したのは"小説付きの豪華版"というタイプを買ってしまったからでして。

買ったところで小説の日本語訳なんて出来るはずもなく、単純にマニア根性だけで買ってしまったワケです(>_<)ヽ

このタイプは日本では発売されないようです…つまり、小説部の日本語訳にコストがかかるので、レコード会社が同バージョンの発売を諦めたという顛末があるようです。

マニアとしては、小説の翻訳を誰かにお願いしたい…某嬢は見てるかな、このエントリー(失礼)。ま、自分で努力しなさいと怒られそうですが(笑)。

取り敢えずは「歌詞の日本語訳だけでも欲しい」と考えているので、23日発売の日本盤は購入します。ですが、我ながら片手落ち(←差別用語)になってしまい、呆れているところであります。

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さて、内容を伝え聞いた限りで書いてみますが、今作は『チャベス・ラヴィーン』『マイ・ネーム・イズ・バディ』に続く"LA三部作"の最終作だそうで…いつの間に三部作になったんだというのはおいといて(笑)。小説の内容は、ジャケ写からも判るようにSFチックなものだそうです。

"The Songs of Kash Buk and The Klowns"というサブタイトルがありますが、これは小説に出てくる架空のロックンローラーとそのバンドの名前、つまり主人公の名前なんだそうです。

で、ここからは推測になりますが、そのジャケ写と主人公から察するに"1950〜60年代前半あたりのアメリカ"を舞台にしていると思われます。ライ自身がこの辺りの年代でミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせてますから、当時の本人を投影したかのような主人公なのかもしれません。

前作同様に、曲調はキューバあり、テックスメックスあり、カントリーあり、ブルースあり、ロックンロールもありと、ライが今まで追ってきたアメリカ関連音楽を余すところ無く披露しています。

ただ、前作がアメリカの市井の人(=労働者)をターゲットにしていたので、どことなくカントリーとかブルースが持つ癒しという特徴がクローズアップされていたように思えたのですが、今回は非常にポップ。比較として適切かどうか判りませんが、管理人にはウディ・アレンの『ラジオ・デイズ』という映画を彷彿とさせるような音に聞こえました。

懐かしく、加えて"あの時代特有の開放的な雰囲気"がアルバム全体を覆っている様に聞こえています。

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音以外の資料があまりに少ないので、印象を述べるにとどまってますが、もうしばらくお付き合いを。

今作はライがヴォーカリストとしてかなりがんばっている印象があります。レコ屋がふと「ジョン・ハイアットに似てる」などと言ってましたが、彼に似てるか否かはともかく、普段のアルバムよりも力強く聞こえてくるのは事実です。

参加メンバーですが、いつも安定感のあるドラムスを聞かせてくれるジム・ケルトナーは2曲(6曲目と7曲目)だけの参加。が、その代わりにライの息子であるヨワキム(※)がほぼ全編で違和感がないドラムを叩いております。

他にもフラコ・ヒメネス(アコーディオン)といういつものメンバーに加えて、ジョン・ハッセル(!)が参加しているなど、なかなかの意欲作。

少しでもアメリカのルーツミュージックに興味があるんだったら、是非ともご購入いただきたいという、そんなアルバムでございます。

管理人推薦の、現段階での「本年度No.1」アルバム。

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<おまけ…文中※について>

ライの息子って"Joachim"って書くんだけれど、ヨワキムと読むのかホアキンと読むのか、はたまた他の読み方をするのかがいまだに判らない。管理人は格闘技者にヨワキム・ハンセン(Joachim Hansen)ってのがいるんで、反射的にそう読んだんですけれど…(苦笑)。

誰か、本当の読み方を教えてください。

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