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2007.12.01

Bob Marley & The Wailers のライブ盤。

最近、よく聞いている曲の中で比較的に多いのが"ボブ・マーリーのライブ盤"からのモノだったりする。

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ボブ・マーリーが81年に亡くなるまでに、公式に発売されたライブ盤ってのは写真の2枚。ちなみに未発表ライブとかが彼の没後に何枚か発売されているし、レコ屋の話だと左側の『Live!』のデラックスエディションも近日に発売されるらしい。

僕が最初にボブの音に接したのは、81年の命日(5月11日だっけな)の直後に放送された、NHK-FMの渋谷陽一による追悼番組だったかなぁ。そこで流れたのが、彼のレコードの中でも名盤と歌われた『Live!』のモノが多かったのを記憶している(←全5曲中3曲がここからじゃなかったかな)。

そのエモーショナルな歌声に、当時の中学生はあっさりとKOされたんですわ(笑)。だけれど、不思議と彼のスタジオアルバムは買う気にならなかったし、現在でもその傾向が続いていたりしている、

で、レゲエ&ボブ好きの方にはもっと失礼な事を書くけれど、実は僕が良く聴くライブ盤ってのは、その名盤ではなく『Babylon By Bus』(※写真右側)の方だったりする(笑)。

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僕は殆どレゲエの類って聴かない。どうにもあのジャマイカ特有の楽観的な雰囲気が好きになれない←これは完全に偏見。

聴いていると人間がダメになっちゃいそうで、意識的に避けていると言ってもイイだろう←偏見に加え、問題発言(苦笑)。

たぶん、ボブ以外で聴いたレゲエって、イギリス人のUB40とかBlack Ufuruくらいじゃないかなぁ。ただ、どちらものめり込むほどには聴けなかったなぁ。

だけど、ボブ・マーリーに関しては、ライブ盤だけではあるけれど長々と聞いているミュージシャンの一人である。

彼の音には所謂レゲエというジャンルにイメージされるような土着的・楽園的な雰囲気というのが殆ど無く、彼の肉体から発せられる魂の声…なんて書くとカッコつけすぎだけれど、それが全世界に響く様な普遍性を持っているからだと思う。

レゲエ自体は基本がダンスミュージックなんだけれど、ボブの場合はそこに思想的なモノがかなり入っている。ラスタファリズムが織り込まれているせいもあり"ジャー(神)"の名が連呼されている。ただ、ボブ以降のレゲエ・ミュージシャンからは、そういった匂いを意識的に排除しているのか、あるいは彼ら自身が薄まっているのか、あるいはジャマイカの圧倒的多数の宗派が実はプロテスタントだったりする事があるのか、とにかく切実さという点で遙かに及ばない様に聞こえてくる。

ボブ・マーリーの音楽が、優れたスタイルとしてのみ捉えられているのではあるが、ある意味では素晴らしいけれど、ある意味ではそれは悲しい出来事かもしれない。

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アルバムについて、改めて書いてみる。

先程も書いた通りに、僕は『バビロン〜』の方ばかりを聴くリスナーである。そして、その中でも限定した曲しか聴かないし、決して優秀なリスナーではない。

1:Positive Vibration
2:Punky Reggae Party
3:Exodus
11:Is This Love
13:Jamming

この5曲ばっかりですな、聴いているのは。

音楽を聴く際に、その背景を考えてしまうクセがあるというのも考えモノなんだけれど、前述の通りにボブの曲を考察する際に、どうしてもラスタファリズムの影響というのは切っても切り離せないモノだと思う。

それは、イギリスの植民地(直轄領)・ジャマイカに住む人間の、抑圧からの開放を願う「生を求める咆哮」だったのだろうし、自分たちのルーツ(アフリカ)に回帰し自己を見つめ直そうという「決意表明」だったのだろうし、(何度も書くけれど)それは切実な思いと捉えざるを得ない。

彼にとっては、音楽は快楽を求めるモノと同時に、闘争の道具であったのは間違いない。例えば2曲目の歌詞でThe JamとかDammedといった当時の英国系ニューウェーブバンドの名前を引き合いに出して、「君らと同じだ」と歌っている事からも解るように、"反抗の手段としての音楽"というスタイルを前面に押し出している。それは、彼にとっては当たり前の出来事だったんだろう。

だからこそ、ボブが"Love"と発する時は「全世界を包み込む程の愛情」に聞こえるのだろう。

ライブ盤の終盤に、ボブ自身と観客のテンションが最高潮に盛り上がるのを聴くにつれ、その思いが強くなる。

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