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2007.08.26

Mavis Staples / We'll Never Turn Back

土曜日にレコ屋に行って購入した2枚のウチの一つは、このアルバム。

 Mavis

Mavis Staples / We'll Never Turn Back

管理人は、恥ずかしながらメイヴィス・ステイプルズの事を全く知りませんでした(土下座)。

ステイプル・シンガーズ
のリード・ヴォーカルとしてまだ子供だった1950年代からゴスペルを歌い続け、今年68歳になる大ベテラン歌手が彼女です。(※詳細はステイプル・シンガーズのWikiを参照下さい)

その大ベテランシンガーが、ライ・クーダーをプロデューサーに向かえて新譜を発売しました。正直言いまして、管理人はライの名前に惹かれて今作を予約したわけです。だから、メイヴィス云々ではなくライ寄りの感想になってしまう事になります。その辺りはご了承下さい。

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レコ屋の店長氏に感想を聞いたところ、「ライ・クーダーのギターで、こんなにブルースっぽい弾き方を聞いたことがない」って言ってました。ライのギターってスケールとかが独特のモノがあるらしく、こういったブルースのスケールに基づいたような弾き方をしないらしいです…管理人は演奏に関してはド素人なので、その辺りの違いがよく解らないのですが(苦笑)。

ただ、レコ屋が続けて言ってた「元々、彼のギターって、乾いた音というかホコリっぽい感じがする」って言葉は、なかなか頷ける感想ではありますし、自分もそういう印象を持っていました。それから考えると、確かに泥臭い感じがいつもよりも多めに感じられるかな。

それでも、ライがプロデュースしている感じは十分に伝わってきます。それは収録曲の殆どがライが作曲&編曲したものであるし、音の構築の仕方なんかもライのアルバムによく見られるような解釈が感じられたりするモノだからです。

あと、ドラムスがライの友人であり長年のパートナーでもあるジム・ケルトナーである事も大きいかな。もうね、どこから聞いてもケルトナーの音で、オカズが少なくてドスンとメリハリの利いたドラムスの音は特徴があって解りやすい。

だから、管理人が触れる事が少ない「黒人女性シンガーのアルバム」なのではありますが、無理なく入り込む事が出来たかなと。

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メイヴィス自体が公民権運動に影響を受けた人(影響を与えた人でもある)のだけれど、今作の歌詞からは「アメリカの現状に異議を唱える」という匂いがプンプンと匂ってきます。ライ・クーダーも"マイ・ネーム・イズ・バディ"「アメリカの市井の人々の物語」を展開させているくらいにルーツ・ミュージックを生活レベルまで深く掘り下げる人ですし、そんな両者が上手く絡み合ってその傾向を増幅させている感もあります。

公民権運動云々は日本人である管理人はピンと来ないです。しかし、音楽というのが「日常生活で満たされない部分を表現していく手段」であるのならば、今作はまさにそういうアルバムに仕上がっているのではなかろうかと。

ライが構築した音、メイヴィスの表現豊かなヴォーカル、いずれを聴いてもその感が強くなっているところです。

個人的に気に入ったのは"Eyes On The Prize"(2曲目)かな。メイヴィスの力強いヴォーカル、ライのからみつくようなスライドギター、ケルトナーの一発と、解りやすい曲ではないかと思います。

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