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2007.05.06

何もかも皆、懐かしい。

一年に一度、必ず訪れるんだけれどね…

宇宙戦艦ヤマトを見たいという瞬間が(笑)。

Yamato1 Yamato2

4日の土曜日に某レンタルショップに行って、また借りてきてしまいました…テレビの第1シリーズのDVDを最後まで。

ちなみに全6巻中5本を借りてきたんだけれど、何故か第1巻だけダビしたモノを持ってたのよ。それをたまたま部屋掃除している時に発見して眺めていたんだけれど、すっかりハマってしまいまして(苦笑)。

それにしてもね、物語が良くできてるわ(感心)。

よみうりテレビ&日本テレビでは、74年の放映当時は日曜日の夜7時半から放送していました(←管理人注:静岡では日テレネット局が無かったために、別の時間に放送されていました)。

ただ、この重厚な物語では、アニメが子供向け番組と思われていた当時では間違いなく視聴率は稼げないですな。この辺はガンダムのテレビシリーズの1作目と全く同じですな(逆に管理人は、ガンダムはテレビ1作目しか見た事がない←密かに自慢w)

円谷プロがウルトラマンなどの特撮で凝った物語を作っていたとしても、あるいは"手塚先生のアニメ"とか、『巨人の星』とか『あしたのジョー』といった劇画タッチのモノがあったとし ても、ここまで本格的なSFスペクタクルは無かったはず。加えて"勧善懲悪"というヒーロー番組のお約束、それから若干外れた感じの物語もなかったはず。そして、初物は概して「最初は引いてしまう」のが常でございます。

「再放送で火が付いて、映画化されて人気が爆発した」という流れは納得できます。放送当時の子供たちがある程度は分別が付くようになったとか、あるいは大人の側も注目する様になったとか、色々な要素が考えられます。放送当時よりは受け容れる体制が視聴者の側に出来たんではないかなと。旧来のアニメなどに満足していない層も出現していたからかもしれません。

Yamato3 Yamato4

それでも重要なのは、ヤマト自体が「よく企画が練られた物語」だったという事と、アニメーションの質が高かった事、この二つでしょう。

アニメの質は語るだけのモノを持ち合わせていないので、物語に関してもう少し。

アニメの第1シリーズを眺めると、ガミラスとの戦闘シーンばかりでなく、乗組員個々をピックアップしたエピソードなんかもあります。その挿入具合が絶妙なのではないかと感じましたね。例えば「地球との交信ができる最後の夜」の話とか、「アナライザーの恋物語」とか、「相原通信士のホームシック」とか、本当に人間の心理状態を上手く描いているなと(注:アナライザーはロボットだけれどw)。続けてシリーズを見ていると、そのメリハリが心地よかったりします。

それにしても、この作品での西崎義展の存在ってのは、めちゃくちゃデカいなぁ。

ヤマトの著作権関連とかで、例えば松本零士とか東北新社とかバンダイとか色々な名前が出てくるけれど、やっぱり西崎がいなかったらこの作品は出来てなかったですよ。プロデューサーの原案・企画とまとめが上手かったから、ヤマト自体がアレだけ巨大なモノになったと思ってますよ。

もっと暴論を書きますけどね、松本零士はあくまでキャラクターデザインを手がけていたんでしょ?

松本が「優れた作家」と語るのに、『銀河鉄道999』を比喩に出す方もいるかと思いますけれど、あんなモノは「船を飛ばして儲かったから、汽車を空に飛ばしただけ」だと長年思ってますもん(嘲笑)。

確かに彼の絵も重要な要素だとは思うけれど、物語がしっかりしてるからこそ我々は感情移入が出来たのだし(←ま、卵が先か…的な話にはなってしまいますが)、少なくとも「西崎を松本が揶揄する資格は無い」と考えていますが、いかがかと。

法律上どうであろうと、ヤマトは"西崎の作品"以外の何者でもないと考えています。

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個人的には第2期テレビシリーズも好きなんですけれど、いったん映画『さらば宇宙戦艦ヤマト』「古代と森雪の特攻」で物語が終わっていますので、その後の新作は興味があまり無かったりしています。

第2期シリーズでは「古代と森雪を始めとした主要登場人物が生き残った」のでそれはそれでホッとしたのではありますが、やはり「テレビも映画も2作目までで止めておいた方が良かったんじゃないかなぁ」なんて考える事の方が多いですな。

Yamato5 Yamato6

かといって、松本零士が云うような「特攻の美化を促し、かつそれに酔っている」などという陳腐な感情はサラサラなく、却って「"大切な人を守る"という覚悟の必要性」は映画版『さらば〜』の終わり方に強く感じられたりするんですよね。

逆にパッと見でテレビ第2シリーズを見ると、あれじゃ「シリーズ化を見据えてメインキャラ達がいなくなっては困る」とアコギなことを考えていたのか…などと勘ぐってしまうくらいです。

やっぱり、優れた名作と謳われたモノがどんどんシリーズ化していくと、だんだんとゴチャゴチャした余計なモノが増えてきてつまんなくなっちゃうのかなぁ。



…と言いつつ、
「今度は第2期と合わせて、第3期のテレビシリーズを借りよう!」と心に誓っている管理人なのでした(爆笑)。

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コメント

西崎の功績については同意。
仮面ライダーが成功したのも平山プロデューサーが
いてからのこと。
あの日本人の心にぐっとくる台詞回し
は松本氏のカラーじゃないからなあ。
「古代さよならを言わんか!」
「ガミラスに下品な男は不要だ」
「ヤマトに遭遇侮りがたし」
「ドメル司令ヤマトです!ヤマトが来ました!」
以上思いつくまま。
松本さんはなんか古い巻き紙にくどくど説明書いてそう。
こういう男の子のハートをつかむ「戦争ごっこ」カラーが
ヤマトの魅力だと。そして宮川音楽と富山,納谷といった
最高の声優がいてこそですね。

この写真のガミラス全滅のシーン大好きでね。
「俺たちがするべきことは戦うことじゃない!
愛し合うことだった!勝利か糞でもくらえ!!」
っていう台詞は,当時の勧善懲悪テレビ漫画では
画期的な台詞ですよ!今聴いても泣けるね。

ということで王さんとアニメ主題歌と一緒に
全6巻ほどヒトツ…。

投稿: イエデビ | 2007.05.06 18:51

イエデビ様>

オジさん、レスがメチャクチャ早いな(苦笑)。

>西崎の功績については同意。

そうでしょ?
たとえ現在は檻の中にいる方でも、
彼の功績の輝きが失われる事はあってはならんですよ。
西崎氏が関わったアニメ作品を見るとですね、
『海のトリトン』と『ワンサくん』という
管理人が大好きな二つが入ってるんですよね。
それだけでも偉大なプロデューサーですし、
もしかしたら彼とは波長が合うのかもしれませんね。

>日本人の心にぐっとくる台詞回し

あーたもよく覚えてるわ(呆)。

>「古代さよならを言わんか!」

地球との最後の交信の夜、
互いに孤独な古代と沖田艦長が
互いに肩を寄せ合うシーンですな。
途中の「古代、何をしておるんじゃ、遊びに来い」で
目がウルウルして来てましたよ。
僕が好きなシーンの一つですわ。

>「ドメル司令ヤマトです!ヤマトが来ました!」

ドメルの最期も泣けますよね。
軍人としてのプライドを捨て去る事が出来なかった、
そんな男の悲哀を感じさせますな。

>宮川音楽

以前にイエデビさんに話した記憶があるけど、
あの有名な主題歌のイントロってね、
EL&Pの"悪の教典"の間奏部にそっくりなんだよね。
パクリとは言わないけれど、
何らかのインスピレーションはあったんじゃ。
時期的にEL&Pの「恐怖の頭脳改革」の方が
若干早くリリースされていますし、
宮川氏が影響を受けたとしてもおかしくはないかな。
だからといって、主題歌等が名曲でないという事は
全くないんですけれどね。
むしろ永遠に記憶に残る音楽かと。

>富山,納谷といった最高の声優がいてこそですね。

あの声優のキャスティングは絶妙ですよね。
それを指示したのは誰か定かじゃないですが、
本当にあれ以外の配役を考えられない。

>ガミラス全滅のシーン

ガミラス本土決戦の回は僕も大好きですね。
古代のセリフだけでなく、
ヤマトが主砲を打ちまくるシーンも大好き。
波動砲よりも心に残っていますよ。

>勧善懲悪テレビ漫画では画期的な台詞ですよ!

ヤマトがなかったら、
ガンダムもエヴァも無かったはず。
今の若い人にこそ、是非とも見ていただきたいですな。

>ということで王さんとアニメ主題歌と一緒に
>全6巻ほどヒトツ…。

既に用意してありま(以下略)。

投稿: kikka | 2007.05.06 20:09

ご無沙汰してます。
奇遇ですね!実は“某れん”というところで劇場版を2つ借りました。
未だ、巨人の星の途中(オズマの見えないスウィングのところ迄)なので
TV版は敬遠しました。
巨人の星の次はあしたのジョー完全制覇を目論んでます。

投稿: 4-6-3 | 2007.05.11 09:20

4-6-3様>

どうも、ご無沙汰しております。
お身体の調子、いかがでしょうか。

>奇遇ですね!

なんか、波長が合うのかね(苦笑)。
結構、議員さん(旧ハンドル)とは時期が重なるんですよね。
お互いに「何故、いまヤマトを」ってのが解りませんが。

>巨人の星の途中(オズマの見えないスウィングのところ迄)

まだ、大リーグボール1号やがな(笑)。
一昨年くらいから巨人の星の話はしている気が。

>あしたのジョー完全制覇

これ、僕も考えているところです>ジョー。
ただね、お互いにHDDの増設が気になるところ(苦笑)。

投稿: kikka | 2007.05.12 09:04

ぼかぁー、初代ヤマトだと、ドメル将軍の七色星団の戦いがヤマト以降のアニメーションの戦闘シーンの展開方法としてかなりエポックメーキングだとおもうですわ。
新兵器の大量投入、息もつかせぬ展開、良い台詞。
(「じ、じばくそうちぃ~~!」『これが私の最後の決め手だよ、、ゲール君!』(かっこえぇ~~!!!!))

初代ガンダムにも影響を与えたと思うですが。。
(脚本はだれだったんだろうか???)

投稿: すぴぞう | 2007.05.12 15:05

ヤマトは74年ですよね。まあ私ら昭和30年代
生まれにとっては直撃なわけで。それはまさに
「じいちゃんから戦争の話を聞いた世代」
なわけで,男臭さ満載の戦記物のイメージだったわけで。
それが台詞にも出てますよね。
逆にガンダムは79年。まあ普通であれば昭和40年代の
お子様仕様ですわな。ここにはリアリティというよりは
過去のサブカルチャーの集積みたいな面があると。
だから飛雄馬に(混同)「父さんにも殴られてないのに」
なんちゅう台詞が出ると。まあ「ウォーゲーム世代」
というかね。(地雷や)
気に入らないのは福井敏晴とか,あきらかにガンダム的な
人物像で戦前を描いていること。気色悪いよ。人間の生きた
臭いがしない。ゲームだけのキャラクターでしかない。
これは平成ライダーや平成ウルトラマンにもいえること。

だからオヤジの心をうったのは梶原からヤマトまでなわけですね。

私も七色星団の攻防戦好きなんですよ。ドメル艦隊の集結あたりから
ヤマトの水杯,「全人類の興亡をかけてこの一戦に期待する」
(ここで興国対静岡商を連想するのは私とMac屋だけ)
「ドメル司令!ヤマトです!ヤマトが来ました!」
「フフフ,ネズミが袋に入ってくる」
まあたとえ結末があんな形であれ。(超兵器がコードの配線で
って今だったらギャグやがな。


ドメルのモデルって引退直後の長嶋茂雄と思うのですがね。

投稿: イエデビ | 2007.05.12 19:35

すぴぞう君>

>ドメル将軍の七色星団の戦いがヤマト以降のアニメーションの戦闘シーンの展開方法としてかなりエポックメーキングだとおもうですわ。

そんなモノなのかね。
子供向けアニメーションの中で、
あそこまで戦術的なモノがクローズアップされる事自体は
全くなかったでしょうけれどね。
後でオジさんが書いているけれど、
戦記物としてのイメージも重要視してたんでしょう。

>『これが私の最後の決め手だよ、、ゲール君!』

ドメルが自爆する時に、
ガミラスのみならず「地球、バンザイ」っていうじゃん。
あれが侠気があっていいなと。

>初代ガンダムにも影響を与えたと思うですが。。
>(脚本はだれだったんだろうか???)

後のガンダム関連だと、
富野 由悠季とか安彦良和とかも関わってますな。
まぁ、西崎と付き合いのあった虫プロの残党達が、
かなり引っ張られている様なんですけれど。

脚本は第1シリーズは殆どが「藤川桂介」の手によるモノ。
恥ずかしながら彼の事をよく知りませんでしたが、
Wikiで検索かけてみるとなかなか凄い人ですよ。

お宅の嫁が好きな「六神合体ゴッドマーズ」も
彼の脚本らしいですよ。

投稿: kikka | 2007.05.13 05:09

イエデビ様>

>男臭さ満載の戦記物

云われて「アッ!」という感じですな。
あの重厚感は戦記物としてのイメージが漂うからだと、
今更ながらに気付いたというか。

>逆にガンダムは79年。

>ここにはリアリティというよりは
>過去のサブカルチャーの集積みたいな面があると。

そうなのかなぁ。
ただ、男臭さとかは皆無に近いけれどね。
サブカル云々は全く感じなかった。
たぶん、スターウォーズ以前だったヤマトと、
以後だったガンダムでは、
同じ様な戦記物を書いたとしても
作る視点が違ってきてたんでしょうけれど。

>だから飛雄馬に(混同)

あーた、それは古谷徹が可哀想(苦笑)。

>人間の生きた臭いがしない。

これね、僕もガンダム以後のアニメに感じるんです。
違和感があるというか、何処か軽く感じるんですよ。
それが何故かは解らないんですけれど、
自分をガンダムから遠ざけているモノってのは、
たぶんこの辺を感じ取っているからでは無かろうかと。

>これは平成ライダーや平成ウルトラマンにもいえること。

龍騎なんかはそうかもね。
ジェットコースタードラマっぽいけれど、
あの展開の速さはまさにゲームそのもの。

>興国対静岡商

それ、マジでウチらしか解らんがな(苦笑)。
でも、今回ヤマトを見直してセリフを聞いた時に、
またしても思い出したというのは云うまでもない。

>まあたとえ結末があんな形であれ。

というかね、化学力に歴然とした差があるのに、
何故にコードだけで収束してしまうのかという
そんな雑感を抱きましたけれどね。
物語の緊迫感のお陰で、
そんな展開はどうでもよくなるんだけれど。

>ドメルのモデルって引退直後の長嶋茂雄と思うのですがね。

アゴが割れてるところですか(笑)。
そう言われたら、水島画伯が「男どアホウ甲子園」で書いた
長嶋茂雄にそっくりに見えてきた。
いやぁ、これは目からウロコが落ちましたわ。

投稿: kikka | 2007.05.13 05:36

そうかぁ、藤川さんというのは、時々字幕でみていたけど、そうか、ゴッドマーズの人なのねん。
ファンというか、嫁さんに聞いたら、
「子供のときにみていて、かなり不条理で泣けた」
(私的には謎。たぶん弟だか兄だかを敵どうして
 殺してしまうところかな?ギリシャ神話か?)
といっていました。
ゴッドマーズはあんまし知らんかったけど、
EDの曲はすごく好きです。(^-^)

投稿: すぴぞう | 2007.05.14 23:01

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