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2006.11.19

消えゆく男が祈る,ひたすら祈る。

タイトルの言葉が何なのかが即座に解る人間は、自分の知る限りたった一人(爆)。

先日の侍ジャイアンツに引き続き、待望の『巨人の星』のDVDを借りてきました。ちなみに先程のタイトルの言葉は、巨人の星の「ある重要な場面」に出てくるモノです。解った方(←徳島のオジさんは除外)はコメント欄にどうぞ(笑)。

で、アニメ版の巨人の星全32巻中の4巻を借りました。原作漫画の方は「マンガ喫茶での定番メニュー」で見る度にジーンと来てしまうのですが、アニメ版の方も負けず劣らず感動モノですな。

侍ジャイアンツほどハチャメチャじゃないですが、アニメ版の巨人の星でも原作にないオリジナルストーリーが挿入されています。それを見たくなったので借りた次第です(←後述)。

ちなみに巨人の星という作品に関しては、こちらを是非ともご参照下さい。

巨人の星 Wikipediaより

巨人の星 DVD商品紹介(Warner Home Video)

Gstar1 Gstar2

ところで、アレだけの大作アニメ&漫画ですから、琴線に触れる部分が人によっていろいろとあると思われます。オマケに、漫画とアニメがゴッチャになっている部分が多々あって、巨人の星に関しては侍ジャイアンツのように分離して語ることが不可能だと考えています。

今回はバラバラに借りました。何が見たかったのかを下記に羅列してみましょうか。

・花形が大リーグボール1号を打ち込むシーン
・オズマの死(ベトナムから帰還した後の話)
・吉原正喜物語
・大リーグボール3号誕生

※オズマと吉原のストーリー、そして大リーグボール3号の竹藪での特訓は、アニメのオリジナル。

Gstar3 Gstar4

で、漫画も含め、僕が巨人の星の中で好きなシーンも羅列してみます。先に書いたモノとダブる事、アニメと原作マンガがゴッチャになっているのはご了承下さい。

・花形が鉄バット打法を生み出し、
 大リーグボール1号を打ち込んだシーン。
・美奈との出会い→壮絶な別れ→
 一徹&オズマに大リーグボール1号を打倒される
・長屋で「84+16=100」と語った一徹
・大リーグボール2号の誕生
・大リーグボール2号の敗北→スケ番・お京との出会い
・最後の中日ー巨人戦のテレビを見ながら
 左門が飛雄馬からの書簡を読む場面

他にもいろいろと書き逃しているシーンがあるけれど、とにかく巨人の星は自分が小学校時代から飽きずに愛読している漫画ですし、アニメは再放送があれば必ず見ていた作品です。

自分の人生を左右してはいませんが、こういう愚直な「ゼロか全てか」という生き方ができないかと憧れた時代もありましたねぇ。

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改めて作品を見直すと、圧倒的にプロ野球編以後の方が面白い。花形・左門・伴・オズマのみならず、父である星一徹が最大の敵として立ちはだかる展開というのは背筋が凍り付くような感がありましたから。

途中で「宮崎の白衣の天使・美奈」とか「新宿の女番長・京子」とのラブストーリー、花形&明子の関係とかも加わって、イイ具合に飽きさせない展開だったと思います。

Gstar5 Gstar7_1

いろんな所で矛盾点を指摘されたりパロディにされたりする事が多かったりする作品ではありますが、そんな細かいモノをいちいち指摘する事のバカらしさを感じさせるほど、この作品は巨大かつ奥が深い作品だと思っています。

それに、野球マンガだけれど「投手 対 打者」の1対1のシーンが数多く、(梶原が得意な)格闘技の様式を持ち込んだ事に対してのリアリティの無さを嘆く向きもあります。が、このマンガに関してはリアリティだとかフィクションだとかどうでもいい気がします。

何を書けばいいのか解らないし、いまさら僕が何を言ってもムダなんですが、とにかく過剰だし、とにかく圧倒的な存在感がある。同時期に週刊少年マガジンに連載していた『あしたのジョー』と比較され、現在での評価はジョーの方が高いですが、僕がどちらかの本を選べと云われたら迷うことなく『巨人の星』を選びます。

いろいろ書こうと思ったんだけれど、イマイチ上手くまとまらなそうなのでひとまず切りますわ(苦笑)。コメントが書き込まれたら、それに反応することで追っていく事にしようかな。

Gstar6 Gstar8

で、追記の情報です。

Amazonで単行本全巻を購入しました(爆笑)。

いやぁ、この時期にここまでハマるとは思わなかった。

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コメント

本文中に書いちゃダメでしょ(笑)

投稿: bluenile | 2006.11.19 19:05

bluenile様>

>本文中

ワザとヒントを書いても解る人が殆どいないのでは。
何も書かなかったら、本当に某氏しか解りませんわ(笑)。

そこまでキッチリと覚えている人が少ない作品だと思います。
【コンダラ】とか【ちゃぶ台】が良い例ではないかと。

投稿: kikka | 2006.11.19 20:49

原作ではここで終わるのだが,
アニメでは
「貴兄に伴と姉の結び役になってくれまいか」
ってね。余韻もクソもねえよ。結局花形に取られたし。
まあ復活するからあの約束はなしでいいのか。

まあね,ファンであれば「新巨人の星」も買いなさい。
たしかに駄作ではあるが,続編ではなくパラレルワールド
として読めばそれもよし。ところどころに梶原&川崎の
燃える描写の残滓もあってあなどりがたい。

私は「巨人の星」も「あしたのジョー」も
8~10巻あたりが一番面白いと思いますね。
大リーグボール1号と力石戦あたりね。
一番双方の筆が乗ってる感じです。

個人的には花形が打つ話よりもバットを前に置いて
敗れるシーンの方が好き。
阪神選手「監督,これで花形にケガでもされたら
今シーズンの戦力はがた落ちですわ。ここは代打でも
出して引っ込めたほうが」
藤本監督「あほんだら!ベンチに引っ込むのはやる気の無いやつだけやお嬢さん芸やないんやで!!」
ここに失われた猛虎魂が!
そのあとのビーンボールのアピールと
親睦的な態度を取るなという野球規則のネタもいい。
花形暗記してるのか!野村監督やったら喜ぶな。

それから阪急の秘密兵器が負けたとき。
西本監督「これぞ男の花道敗れて悔いなしや」
あんた,そんなんだから野沢のオッサンにとことんやられるんだよ!

もっと書きたいけど今日はここまで。

投稿: イエデビ | 2006.11.19 23:41

漫画もアニメもリアルタイムの儂を馬鹿にしてはいかんとです(笑)
結構忘れてるけど(爆)

投稿: bluenile | 2006.11.20 00:47

イエデビ様>

なんかね、1年に一度は
あーたと巨人の星の話をしている気が(苦笑)。

>余韻もクソもねえよ。

確かに。
あれじゃ、左門に書簡を送った意味が
皆無になってしまうというか。
そこがアニメ版の不満な点ですね。
逆に、アニメ版のオリジナルストーリーは
良くできてるなぁという感じ。
戦前の巨人の名選手関連がお気に入りですね。

話を戻して「飛雄馬の手紙」について。
美奈との悲恋を一徹に報告した手紙と、
最終回の左門への手紙が代表的だけど
この二つの場面は今でも泣ける。
漫画史上に残る名文なのではないかと。

>結局花形に取られたし。

また、ミもフタもない(以下略)。
話は変わるけれど、
漫画版のお京さんにはけっこう萌える(笑)。
アニメ版の方が洗練されているけれど、
色っぽさは漫画版が断然。

>ファンであれば「新巨人の星」も買いなさい。

たぶん買うと思いますけれど、
どうしても「鷹ノ羽圭子」の部分がなぁ…。
梶原らしくなく、凄く安直に見えるのよ。
それと川崎のぼるの絵もスマートに見えて、
マン喫で読んでも乗り切れなかったというか。

>私は「巨人の星」も「あしたのジョー」も
>8~10巻あたりが一番面白いと思いますね。

ジョーに関しては言及を避けておくけれど、
巨人の星は1号の一連の流れと
2号敗北→最終回までが好きですかね。
魔球で言うと「2号の時」ってのは
その謎解きに集中しちゃって、
登場人物のキャラが
薄く見えてるような気もするんですよ。
大リーグボール1号と3号は、
いろんな人間模様が複雑に絡んで
物語もより厚みを増してる気がします。

>ここに失われた猛虎魂が!

ダハハハ!
でもね、一番侠気が感じられるのが
ブルジョア育ちの花形ってのもある意味凄い。
だって、よくよく考えれば飛雄馬って、
職務放棄を始めとして問題だらけでしょ?
普通に作品を書くんだったら、
飛雄馬の方に侠気があって当然なんだけど。

ま、花形は「生まれついてのスター」ですから。

でも、そういった様々なツッコミを超越して、
みっともなくも前進していく飛雄馬に
僕は感情移入していったワケですよ。

>西本監督「これぞ男の花道敗れて悔いなしや」

DVD見ていたらね、
その「野沢のオッサン」が西本さんを
「あの勝負師」と評価してるじゃないですか。
実際は舌出してたんだろうけれど、
作品内で実在の敵役には敬意を表してましたね。
その点は好感が持てるけれどなぁ。

アストロ球団で金やんや川上を、
トコトン悪者にしていた事を思うと、
愛情を持って接していたんじゃないかなぁ。

できれば、このスレを
10回くらい続けたいんだけれど(爆笑)。

投稿: kikka | 2006.11.20 01:26

bluenile様>

>リアルタイムの儂を馬鹿にしてはいかんとです(笑)

何故、そこで九州なまりを(笑)。
まぁ、あなたとイエデビさんはともかく、
もう一人の同年代は忘れているようでしたが(笑)。

梶原作品自体が
好き嫌いが激しいモノが多いでしょうから、
記憶も曖昧になりやすいんでしょうけれどね。

かくいう僕も、
アニメ版の左門への書簡は
スッカリと忘れていましたが(苦笑)。

投稿: kikka | 2006.11.20 01:30

>なんかね、1年に一度は
>あーたと巨人の星の話をしている気が(苦笑)。

共鳴板でも以前書き尽くしたというか。
立派なアルツハイマーや。

>あれじゃ、左門に書簡を送った意味が
>皆無になってしまうというか。

わざわざ武士道の「諫死」まで出してね。
このへん三島か大島渚の影響か。
「京子さんに好かれている自分が,あえて
君にお願いする」という立場だからの諫死であって,
伴の一件は全然この件とは無縁だものねえ。

>戦前の巨人の名選手関連がお気に入りですね。

グランドキーパー&アナウンス嬢の務台さんとかね。
これって読売社長のコネか?まあ当時のウグイス嬢
の声が残ってるだけ楽しいね。

>この二つの場面は今でも泣ける。
>漫画史上に残る名文なのではないかと。

「馬鹿め,泣くのはグランドの上だけとあれだけ…」
手紙文を使いたがるのは梶原一騎の文学への憧れ
からですかね。まあ手紙というツールはためがある分
効果的というかね。これが携帯やメールではぶちこわしですわ。

>漫画版のお京さんにはけっこう萌える(笑)。
>アニメ版の方が洗練されているけれど、

アニメ版のお京さんって声は美波リカと同じ
武藤礼子さんでしたっけ。先日亡くなった。
とりあえず鬼怒川親分はテレビに出せないのかと。

>梶原らしくなく、凄く安直に見えるのよ。

だって格闘技と女優漁りと…(以下同じ)
でも「どこまで続く泥濘ぞ」とか「大どんでん返し」
なんてのはここから知ったというかね。
ねるとんも絶対ここからでしょ。

>魔球で言うと「2号の時」ってのは
>その謎解きに集中しちゃって、
>登場人物のキャラが
>薄く見えてるような気もするんですよ。

大リーグボールは成長する魔球ですからね。
試合前に一緒にうどん食いながら打とうなんてねえ。

>でも、そういった様々なツッコミを超越して、
>みっともなくも前進していく飛雄馬に
>僕は感情移入していったワケですよ。

そうそう。私も結局梶原では「巨人の星」が
ベスト1なんですよ。たとえ台詞が説明的で
あろうとね。教養小説というか,主人公の
変容が素晴らしい。少年期には必読ですよ。

>作品内で実在の敵役には敬意を表してましたね。
>その点は好感が持てるけれどなぁ。

下手投げでこられてぷりぷりして三振して
上座に座ってぼやいてた三冠王もいましたよ。

>アストロ球団で金やんや川上を、
>トコトン悪者にしていた事を思うと、

いやあもっと悪人でしょう。(広岡先生談)

>できれば、このスレを
>10回くらい続けたいんだけれど(爆笑)。

私はね案外入団テストのあたりも好き。
特に堀内との対戦ね。「星君内角ベルトの線だ!」
ってかけひきね。これも堀内恒夫が大投手になったから
値打ちがあったわけで。そういう意味では
梶原氏の目利きは確かかも。「新巨人の星」の
掛布や山倉なんかもそうね。
まあ試合中にラーメンの出前してた世界の王もいますから。

投稿: イエデビ | 2006.11.20 20:24

イエデビ様>

>立派なアルツハイマーや。

チャスラフスカ、買ったで。
なんかコメントせぇ!

>伴の一件は全然この件とは無縁だものねえ。

鬼怒川組長は兎も角、
京子と左門の恋愛はテレビに出してもいいでしょーが。
明子姉ちゃんの件は、
それより先に飛雄馬自身が
姉ちゃんに花形との付き合いを薦めてたでしょ?
(※2号の前あたりだっけ?)
だから、唐突すぎる事この上ないですわ。

>務台さん

たまたまこの回が入ったDVDを借りてたんだけれど、
務台という名前を聞いて、
「務台さんはグラウンドキーパーから成り上がったのか!」
…などと誤解したりして(苦笑)。

>手紙文を使いたがるのは梶原一騎の文学への憧れ
からですかね。

それもあるかもしれないけれど、
例えば同年代で言えば円谷幸吉の遺書だとか、
決死の思いを告げるときは手紙を用いる事が、
様式美として認知されていた時代だったんじゃないかなぁ。
直接話すよりも、タメがあって効果があるだけにね。

>だって格闘技と女優漁りと…(以下同じ)

本人の願望をそのまま出したって(苦笑)。
新巨人の星は、オールスターでの大遠投までかなぁ。
あそこまでが緊張感がバリバリ(死語)でしたよ。
話を逸らすけれど、
巨人の星でのオールスター戦って、
けっこう重要な場面として使われますよねぇ。
単なるお祭りじゃなく、価値があった事がうかがわれます。
今の「和気あいあい」の夢の球宴じゃ幻想も抱けない。

>私も結局梶原では「巨人の星」がベスト1なんですよ。

ジョーの話って、した事ないもんねぇ(笑)。
ただ、もちろんジョーも大好きなんだけれどねぇ。
ジョーと紀ちゃんのデートの場面("真っ白な灰"発言)は、
マン喫で何度も読み返すところ。

>少年期には必読ですよ。

これを国語の教科書に是非!

>三冠王

嗚呼、番場蛮の目の前にそびえ立ってた男ね(苦笑)。
まぁ、"月見草"のイメージなんてそんなもの。

>いやあもっと悪人でしょう。(広岡先生談)

何故、そこで「心の師」広岡先生を!

>私はね案外入団テストのあたりも好き。

入団テストからですよ、面白くなるのは。
特にジャイアンツ入団後に
川上や金田が深く関わってきてからは、
世界が一気に深化した感がありますよね。

>特に堀内との対戦ね。

ところで、敵役の速水って、
花形の件で二軍落ちしてからどうなったんだろう?
もちろん、キャラとして扱いづらくなったんだろうけど、
彼の改心後ってのがちょっと気になったりして。

>梶原氏の目利きは確かかも。

でも、太田幸司は…(以下略)。

>試合中にラーメンの出前してた世界の王

入団記者会見で魔送球を投げられたミスターとかね。

巨人の星は、また別エントリーを立てますわ。
「手紙」の話をもう少ししたいなと。

明日辺りにAmazonからモノが届くので、
そこで出すつもりですわ。

投稿: kikka | 2006.11.21 07:02

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