« ここ数日のあれこれ。 | トップページ | RSSのリーダーだって。 »

2006.09.16

奇妙な符合性。

先程まで「あるエントリー」を書いていたんだけれど、ココログの鯖の調子が悪かった所為で半分くらいが飛んでしまいました。これは、また今日中にでも加筆して公開します。

さて、世間ではmixiが上場して高嶺を付けた事がニュースになってましたが、そんな最中に二つの裁判が注目されていました。一つは「麻原彰晃の死刑判決」、もう一つは「ライブドアの堀江前社長の公判」

以前にmixiにいた時に、オウム事件とライブドア事件の類似性について書いた事があるんだけれど(※手前みそですが、切込隊長が書く前ですよw)、両裁判の報道を見るにつけて益々その想いが強くなっているところです。

堀江くんの裁判に、宮内前副社長が検察側の証人として出廷した事はご存じですよね。その初対決に注目が集まっていたわけですが、その光景を報じる記事に「過去の麻原彰晃の裁判記事」を重ね合わせて見ていたんです。

さて、裁判中に「類似点と思われた」ところを、いくつか箇条書きにして書いてみましょうか。矢印の後は、自分が「似ているなぁ」と思った麻原彰晃の裁判の模様です。

1:堀江被告の元部下が反対尋問に立った事
 →麻原の弟子が反対尋問に立った事
2:被告=無実を主張、部下=被告の指示だと証言
 →麻原=無実を主張、弟子=教祖の指示だと証言
3:部下の側は、粉飾の罪を認めている事
 →証言した弟子達は、事件との関わりと罪を認めてる事
4:被告の往生際の悪さに、部下が幻滅した事
 →麻原の往生際の悪さに、弟子が幻滅した事

 

裁判だけでなく、事件も似通っているモノが多いです。これはオウム事件によく出てくる言葉である「教義」「信仰」「信者獲得」などを、ライブドア事件での「株価」「時価総額」「利潤追求」などの言葉に置き換えていくと、事件の成り立ちの構造が非常に似ている事に気付くはずです。あるいは「オウムの幹部信者達」「ライブドアの実行部隊でもある重役」にしたり…といった事も可能です。

オウム事件がどういうものであったか。それは「教団を大きくしていく過程で、教祖と(盲目的になっていた)弟子達が事件を起こし、教祖に対する帰依と信仰に拠り所を見いだした信者が次々と関わっていく」というモノでした。

ライブドアの事件は「会社を大きくしていく過程で、社長と直属の部下達が虚偽の会計を行って会社を大きく見せかけて時価総額の評価を高め、カリスマ性を持った社長を、株取引で儲けたい向きや世間に鬱屈した感情を持つ若者達を巻き込んでいった末に起こった事件」でした。

苫米地某が何と言おうと、これは類似していると云わざるを得ないです。どちらも「事件」になっちゃってるしねぇ。また「教祖」と「社長」が、(胡散臭い)カリスマ性を身に纏った末に増長していく姿も非常に似通っている。

宗教的なモノ経済的なモノという違いはあるにしろ、その行動様式は判を押したように似通っています。という事は、日本の社会ってのが「全く反省の色無しで、おまけに進歩もない」事を露呈している証拠なのかなぁと。

一つ一つの大きな出来事や事件に対し、対岸の火事だと安穏とした上で社会なり個人なりに折り合いが付けられないからこそ、自浄作用も現れないし、何度も何度も類似した話が繰り返されるのではないでしょうか。

とにかく、振り返って自分を戒めていた金曜日になりました。

|

« ここ数日のあれこれ。 | トップページ | RSSのリーダーだって。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/100929/11913885

この記事へのトラックバック一覧です: 奇妙な符合性。:

« ここ数日のあれこれ。 | トップページ | RSSのリーダーだって。 »