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2006.09.10

JRA、異例の扱い。

今日、競馬中継を見て驚いた事が三つ。

まずは『スーパー競馬』での若槻千夏のコメント。

「我らのディープインパクト」

あのね、いったい何時から「あなた方のディープ」になったのさ。競走馬にいろんな思いを抱く見方はあったとしても、「我らの」なんて常套句を用いてしまう事は調教師・騎手・生産者・馬主それぞれに失礼じゃないかと。

海外に勇躍する日本の競走馬を応援するのは別にいいんだけれど、必要以上に感情移入をすべきでない。そして、ディープが勝ったとしても「感動しました」なんて勘違いなコメントを残すのも辞めて欲しい。だいたい「感動しました」なんてコメントを残す輩は、惨敗した時にボロカスに言うに決まっている(嘲笑)。

勝っても負けても、出走を決意した時から勝負が決するまでの時間は関係者に全てを委ねるべきだ。それは、観戦者側のスポーツマンシップだと思う。

若槻の一言は、本当に「勘違いしてるんじゃないか?」と首をひねってしまうような発言だった。(※フォローしておくけれど、若槻の司会振りは素人なりの真摯さが伝わって、なかなかイイですよ。だからこそ、彼女が軽い気持ちで言ったとしても、このコメントにイチャモンを付けたくなったんですが)

で、もう一つ驚いた事が…こちらの方がビックリしましたが。

JRAが"凱旋門賞のCM"を始めた事です。

 Arc1

「海外で最上級のレースである凱旋門賞を勝つ事は、日本の競馬関係者にとっての悲願」と云う事は重々承知しています。そして、ディープ自体がかなり好勝負できそうな馬だという事も解るんです。

ただ、今回はあまりにやり過ぎなんじゃないかと。エルコンドルパサーの時は、こんなに大騒ぎにならなかったじゃないのさ。

年末か年始あたり(※有馬記念の時かなぁ)の雑誌・新聞向け広告で、ディープが三歳クラシック三冠を成し遂げた際の表彰式の写真を使っていた時も思ったんだけれど、一頭の「個人所有のサラブレッド」にそこまで重荷を背負わせてしまってよいのか>JRA。そりゃ、馬券売り上げが落ちていて、更に農水省としては日本の馬産を盛り上げたい気持ちも解るけれどさぁ。

背負わされた人達は、たぶん気丈に「日本のために」と胸に秘めつつ勝負に臨むのだろうけれど、できれば大一番だけにそういうプレッシャーを取り除いてあげたい。あくまでも「個人の名誉のため」だけに動いてほしいと考えているところです。

Arc_2 Arc_3

最後に三つ目…これは訃報なんですが。

7月末のキングジョージで2着3月のドバイ・ワールドカップの優勝馬、そして昨年はインターナショナルステークス(英国)でゼンノロブロイを負かしたエレクトロキューショニストが心臓麻痺で亡くなったそうだ。

 Electrocutionist
※手前がエレクトロキューショニスト(デットーリ騎乗)

純粋に競技を楽しめる競馬ファンとしては、非常に残念。欧州の芝の大レースと、アメリカのダートの大レース(※ブリーダーズカップ・クラシック )を連覇できる可能性のある、現行でただ一頭の競走馬だったのに。そして個人的には、ハリケーンランと共に凱旋門賞でディープに立ちはだかる「欧州二強の一角」だと思っていた(※注)。

※管理人注:実際は適正距離等を考慮して、英チャンピオンステークス(10月14日、芝2000m)を目指していたようだ。

世界の競馬界にとって大損失だろう。合掌。

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