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2006.08.08

WWDCのKeynoteを振り返る。

本日の午前2時から、Apple社が主催するデベロッパ向けのイベント・WWDCにおいて、Steve Jobs最高経営責任者のKeynote(基調講演)が行われました。

QuickTimeでのストリーミング放映はなかったですが、Mac WebcasterApple Linkageでずっと状況を確認していました。

昨年の事を思うと、2時間ほどのKeynoteってのが新鮮に見えたりして(笑)。昨年はIntel CPUへの移行発表にあたり、本当に「要点だけ言って終わっちゃった」という素っ気ない講演でしたからねぇ。それに比べたら盛りだくさんという感じかな。

今回の内容は、新OSである『Mac OS 10,5(Leopard)』のプレビュー、新しいフラッグシップマシンである『Mac Pro』の発表、サーバー機の『X Serve』の発表でした。噂された「新しいiPodの発表」がありませんでしたが、技術者向けのイベントでは妥当な製品発表だった様な気がします。

いろいろな話は、いっぱいある「Mac系ブログ」等が語ってくれるでしょうから、詳細を追うつもりはありません。が、ちょっとそそった点をば書いておきます。

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まず、Power Mac G5の後継機にあたる『Mac Pro』ですけれど、期待通りにXeonが乗っかってきましたね。G5 Quadと筐体は同じですが、かの商品が発表された時よりも期待感は上、そして十分なスペックを備えて降臨したという感じでしょうかね。

光学式ドライブが2基搭載できる事、HDDが4発乗せられる事など拡張性が格段に良くなったのは、言うまでもないですが好感度大です。マシンスペックに関しては、ひとまずは言うことなしという感じかな。強いて言えば、筐体はもう少し別のモノにならなかったのかという気はしてますけれど、これは余計な茶々かなぁ(笑)。

このMac Pro、AppleStore以外では基本機種のみの取り扱いになるわけですね。Pro系だけに敷居が高いマシンに違いないのでこういった販売方法になるのでしょうけれど、久々にBTOで強烈な囲い込みを見せたかなぁと。

例えば、医者関連とか映像編集関連は、是が非でも「より上位の機種」を買いたい向きが多いと思いますので、Mac Proの通常機種でどれだけ振り向いてくれるかは微妙。だとすると、この機種を一般販売店が営業していくのは非常に難しいのでは無かろうかと。まぁ、一般コンシューマ向けにはiMacがあり、それはほぼラインナップ通りでの販売が可能になっているので、以前のような「一般コンシューマ機での囲い込み」に比べるとまだ良いのでしょうけれど、それでも法人向けの訪問販売を足がかりにしている販売店にはキツイですな。それなりの有名店以外は訪問販売を強いられている現状、上位CPUの搭載機種が門外不出になるのは厳しいです(←経験者は語るw)。

さて、X Serveも含めてApple社の機種ラインナップが全てIntel CPUへの移行を完了したわけですけれど、こうなると逆にPowerPCが乗っかったマシンが恋しくなりますね。

現行機種はともかく、過去の機種に対するメンテナンスをする場合に、ハイスペックなPowerPCマシンは必要かなと思う次第。ハードディスクを獲りだして検査したりする場合には、できればPowerPC版の機種の方が相性その他を考えれば必要かなと。

Intel Macは今後はいつでも買えますから、まずは消え去る運命であるPowerPCマシンを確保した方がイイのかなと、ふと考えました。

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次期OS=Leopardの発売は、来年の春になるようですね。

MicrosoftのWindows Vistaは手堅いOSという印象があります。過去OS対応のドライバーやアプリケーションとの互換性に代表される様に、スムーズな移行への配慮の意志が強く見えます。

Leopardの場合は、今でも業種によってはかなり多いOS9=Classic環境はバッサリと切っているわけです。DTP関連なんかは、マジでこの点がOSXへの移行への阻害要因になってますから。まぁ、7月の講習時に知り合った「Apple社のDTPインストラクター」の方に話を聞いたら、PDF入稿への移行を促進すればこのあたりは解消できるとも言ってましたが。

それにしてもVistaと比べると、(OSX環境のユーザーも含めて)移行に関しては「出たとこ勝負」というイメージは否めないですな。

ただ、新しいというイメージ、触っていて楽しいイメージ、触れやすいというイメージは、AppleはMicrosoftの何段階も先に行ってますな。ニッチな企業ですから、これから販売層のパイを広げていくには持って来いのOSだと思っています。

僕がそそった機能は、Time Machineかな。

Leopardで初登場のTime Machineの機能は、単なるバックアップにとどまりません。音楽、写真、ムービー、ドキュメントなど、Macのすべてのコンテンツを定期的に自動バッ クアップするだけでなく、過去にさかのぼってシステムを復元します。Time Machineブラウザで、削除したファイルやなくしたファイルを探したり、同じプロジェクトの複数のバージョンをすばやく切り替えて確認したり、これま でのシステム全体のスナップショットを手に入れたりできます。(←※Apple社の紹介ページより引用)

一人のユーザーが扱う情報量って増えてますから、誤って消してしまったり、バックアップ不備のためにポシャってしまうトラブルも、これまで以上に増加しています。定期的なバックアップと、復旧が時系列なりに細かくできるというのは、やはり画期的です。この機能を見ただけでもLeopard移行をお奨めしたいくらい。

他の機能に関しては前述した通りに、Appleのサイトや、詳細に語っているであろうMac系のブログ等でご確認下さい。

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昨年に比べて、前向きなAppleの姿勢が感じられたWWDCの初日でした。

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最近夏バテ気味でblogの更新もできずに「ホケ~」、WWDC 2006?「ホケ~」としていたのですが、今朝ののニュースでちょっと目が覚めた感じです。 MacPro発売! アップル:MacProのページへ [続きを読む]

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