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2006.06.05

最近買った、4枚について。

しばらく音楽関連のエントリーって無かったですが、ここ2週間くらいで4枚ほどアルバムを購入したので、それについての簡単な感想を書いておこうかと。

ラインナップは次の通り。

Red Hot Chili Peppers 『Stadium Arcadium』
Pearl Jam 『Pearl Jam』
Neil Young 『Living With War』
Robert Fripp 『Exposure』

1:Red Hot Chili Peppers 『Stadium Arcadium』

 Rhcp

最初の(シングルカット曲にもなった)「Dani California」を聴いた時点で、「相変わらず、つかみは上手いなぁ」と感心してしまった(笑)。前々作の『Californication』から一環として続いている、ギターのジョン・フルシアンテの感性を中心にした音作りは健在というところだろうか。

当たり前だけれど『Blood Suger Sex Magic』以前のようなハチャメチャさは無く、年齢なりの落ち着きとか安定感を感じさせる作りなのだが、もしかするとそこに物足りなさを感じる人ってのはいるのかなぁ…なんて、ふと思った。

レッチリというと、どうしても『Californication』での【敗北宣言】を思い起こすんだけれど、そうではなくて「何とかショービジネスにしがみついていこう」という決意みたいなモノを感じてしまう事の方が多くなっている。居直りや開き直りという尖った風ではなく、悲壮感の方が強いかな。それは『Californication』のジャケット裏面の「メンバー全員がバックステージでスクラムを組んでいる写真」が解りやすく表してくれてるだろうし、未だにそのイメージからこちらが抜け出せないのかもしれない。

その象徴として、「麻薬渦から復帰させたジョンをメロディーメイカーとして起用している」という印象がドンドン強くなっている。今回も、その色がより強くなっているという感じか。

新しい局面が殆ど感じられない物足りなさは感じつつ、それでもツボを押さえて安定して聴かせてくれるかな。

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2:Pearl Jam 『Pearl Jam』

 Pearljam_1

パール・ジャムといえば「エディー・ヴェダーのエモーショナルな歌声」の魅力、この一点に尽きるでしょう。彼自身は年齢を重ねていく事に深みが増していて、ますます他の追随を許さない風である。

ただね、『Vitalogy』以後のパール・ジャムってのは、アメリカの王道ロックにますます近づいているというイメージが強いのですわ。レッチリとは別の意味で安定しているんだけれど、やはりバンドとしての新局面というのは回を追う毎に少なくなっている感じがあるんだよなぁ。

だからといって、つまんないアルバムを作ってるワケではなくて、レッチリ同様にアルバム自体の完成度は高い。

彼らがアメリカで随一のアルバムセールスを誇り第一線でやっているのは、やっぱりヴェダーの才能のお陰かなぁと。それを再確認した。

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3:Neil Young 『Living With War』

 Neil

突然発表された、ニール・ヤング御大の新譜。

本当は、彼が制作した映画のサントラが近日発売される予定だったけれど、ポリティカルな鎧を身に纏ったアルバムが先に提示された。

内容とかは、改めて日本盤発売後に対訳とかを追っていきたいなと思ってる。が、第一印象を敢えて書いておくと、コーラスを多用した曲が多いなと。コーラスと言うよりは、集団によるシュプレヒコールに聞こえて、それがポリティカルな匂いをより強くしている風かなと。

いつも書く事ではあるけれど、やっぱり「ニールはニール」としか言い様がない(苦笑)。先の2バンドもこの域まで達すれば、つまらん茶々を入れるつもりはないんだけれどねぇ。

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4:Robert Fripp 『Exposure』

 Fripp

キング・クリムゾンのリーダーであるロバート・フリップ、彼の79年のソロアルバムが未発表音源と共にリマスター化されたものです。

この時期のフリップは、パンクに感化されてニューヨークに滞在していた頃で、アルバムの参加メンバーなんかも、例えばダリル・ホールとかトニー・レヴィンとかナラダ・マイケル・ウォルデンとかアメリカ人が多かったりする。

曲を聴いていくと、Discipline以降のクリムゾンのアイデアはこの頃から培ったんだなというのが薄々感じられるかなと。でも、『アースバウンド』『太陽と戦慄』『暗黒の世界』『レッド』という4作をこよなく愛する「時期限定型のクリムゾンファン(笑)」としては、どうでもいいかなというアルバムではあった(失礼)。

どうでもよかったからこそ今まで購入してなかったんだし、却ってその認識が強くなってしまったというか、僕も意固地だというか(笑)。

中のライナーノーツに、フリップがレコード会社との契約に辟易した経緯の記述があるのだが、それが一番興味深かったかな。

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コメント

久しぶりの音楽エントリーですね。
個人的にRed Hot Chili Peppersは、"Blood Sugar Sex Magic"だけでいいです。
"Mother's Milk"も別にもう要らないし、フルシャンテ復帰以降もなんだか辛い。
でも、この間"Give It Away"を演奏している最近の姿をCD屋で見かけて、多分ブートのDVD、やっぱりかっこいいなとも思ってみたり。

Perl Jamは、もともと好きじゃないので、聴くことはないと思います。
でも、この間CD屋でたまたま耳にして、力強さのようなものを感じましたね。
意外と良い印象でした。

ニールは、昨日注文したばかり。
これはもう、お布施みたいなもんで。(笑)
コーラスの多様というのは、本作のコンセプトを考えれば、kikkaさんのおっしゃるとおりの効果を狙っている部分もあるんじゃないかと思いますね。
これは、楽しみにしてます。

フリップは...、今はいいかな。(笑)

投稿: piouhgd | 2006.06.05 13:00

pio様>

>個人的にRed Hot Chili Peppersは、"Blood Sugar Sex Magic"だけでいいです。

というよりね、
彼らのバンド史を考えるに当たって、
"Blood Sugar〜"と"Californication"は、
セットで見ないとイカンなぁと思ってるんですが。
どちらかといえば、苦難を超えてきて作った後者が好き。
でも、この両者を頭に置くようにしていますね。

少なくともレッチリは、
音楽で人をビックリさせるバンドでは無くなってます。
その生き様に触れながら聴いていくようなバンドかと。
その心象風景に共感できるか否かというのが、
彼らを好きになるか否かの十字路ではないかと。

>Pearl Jam

いいよー、ヴェダーは(笑)。
同世代人として誇りに思えるもんねぇ。
少なくともVocalに関しては比類すべき者はないですね。
カート・コバーンが認めていたってのも頷けます。
ただ、彼らもカートの死の前後でガラッと変わってますね。
レッチリとは違い外的要因でバンドが変わったけど、
彼らも背負うモノが多くなっちゃったからなぁ。
それと比例するかのように、
もともと古いアメリカンロックが好きな人達だから、
その嗜好性がますます表に出てるという感じかな。
ニールとかWhoの曲をライブでカバーしてるけれど、
僕が抱くのは、レイナードとかオールマンとか、
あの辺のイメージなんだよなぁ…。
でも、今作はなかなか怒りの表情も見えますがね。

>ニールは、昨日注文したばかり。

あらま、もう買ってると思ってた。
また、出だしが遅い事で(笑)。
こちらは、またジックリとやりますわ。

>フリップは...、今はいいかな。(笑)

聞き込めば、それなりにいいんだろうけどね。
どちらかといえばポップでしたよ。
それこそNYパンクを想像させるかのようにね。
でも、フリップに対するイメージとしては…。

投稿: kikka | 2006.06.05 14:03

>"Blood Sugar〜"と"Californication"は、
セットで見ないとイカン

ああ、なるほど~。
俺も"Californication"が出た時、フルシャンテ復帰と聞いて、おお!と思って期待して買ったんですよ。
でも、"Blood~"のよいところのツギハギのようなアルバムだな、と感じてしまって、それ以来バンドにも興味なくなっちゃった経緯がありまして。

投稿: piouhgd | 2006.06.05 14:41

どうもこんばんは。
ニール、聴きましたよ。
トラックバックしてみましたので、お時間のある時にでも、お越しいただけると嬉しゅうございます。

投稿: piouhgd | 2006.06.14 00:31

pio様>

>トラックバックしてみました

貼り返しておきました(笑)。
けっこう、似たような印象だったかなと。

21日に日本盤が発売されるとの事なんで、
再エントリーはそれ以降かな。
何せ英語音痴なんで対訳がないと(以下略)。

投稿: kikka | 2006.06.14 15:03

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