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2006.01.15

ファイヤーマンは徳島に戻ります。

12月末に「徳島のオジさんのVAIO修理の報酬」としてお借りしていたファイヤーマンのDVDを、この1ヶ月間は二日に1度位のペースで眺めていました。

お返しする前に、エントリーにしてみようかと。

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まずは関係ない話をひとつ。

この番組を見ると、何故か"日清製菓のバターココナツ"を思い出してしまう。昭和40年代というと、特撮ヒーローの冠が付いたお菓子が売っていたのだが、何故かファイヤーマンと関係ないお菓子を思い出しちゃうんだなぁ。

日清製菓(←倒産したらしい)が出していたのは"キカイダーココナツ"で、ファイヤーマンのヤツはシスコ(現・日清シスコ)が発売していた"ファイヤーマンスナック"のはず。

当時の静岡は民放が2局しかなくて(フジ系とTBS系)、日本テレビ制作のファイヤーマンは夕方5時くらいから1週間遅れの放送だった(※これは流星人間ゾーンも同じだった記憶アリ)。そのテレビ局が独自にスポンサーを付けていたんだろうなぁ。その一つが日清製菓だったのではなかろうかと。

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改めて『ファイヤーマン』について紹介する。主題歌が名曲だという事は、以前のエントリーに書いた事があるので、そこを参照の事(笑)。

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日本テレビ系列で73年の1月から7ヶ月間・計30話放送された特撮番組。"円谷プロ創立10周年記念番組"というサブタイトルが付いていた唯一の番組として知られるが、同時期に円谷が制作し放映していた『ウルトラマンT』『ジャンボーグA』に比べて視聴率は芳しくなかった。

そりゃ、『サザエさん』の裏番組=日曜夜6時30分放映じゃ視聴率取れないよ(苦笑)。第13話以降は時間帯が変更された(火曜夜7時)が、視聴率のテコ入れにはならなかった。

ファイヤーマン:放映データ
※Wikipediaより

で、いつもの通りに持ち主のイエデビさんと話をした時に、彼が「ファイヤーマンはですね、第1話と第2話までで十分です!」なんて言ってた(爆)。

「相変わらず、容赦がないなぁ(苦笑)」などと返答したのだが、実際にDVDを眺めてみると確かにヒーローが登場した第1&2話、そして個人的に「UFOが日本および基地を破壊しまくるシーンで、火薬をメチャクチャに使っている」という最終話も付け加えた、その3話分で十分という気がした(笑)。

見出しちゃうといろいろとイチャモン付けたくなるなぁという、そんな感じ。

10周年記念で気合が空回りしたか?>円谷プロ。

キャストはけっこう豪華。

主人公の岬大介=ファイヤーマンに誠直也、地球科学特捜隊SAFの隊長には睦五朗(←時代劇の悪役とかでお馴染みの俳優さん)。他にも円谷特撮でお馴染みの岸田森とか、今や渋い脇役俳優として君臨する平泉成とか、手堅いキャストに見える。

が、いかんせんヒロイン役の栗原啓子が…。ブサイクというか何というか、"おしん顔"は特撮ヒロインには向かんだろうが(←容赦なし)。いや、好みの問題はさておき、男優陣がキチンと演技している横で、甲高い声で「大根な台詞回し」をされると興醒めするんだよなぁ…。

加えて"地球科学特捜隊SAF"の制服もカッコ悪いのよ(泣)。写真では解らないけれど、パンツが所謂"パンタロン"状に裾が広がっていて、機能的に見えないのですよ。確かに「SAF=学者が集まった特捜隊」という設定があるにしろ、ウルトラシリーズの戦闘服と差別化したいという意図があったにしろ、もう少し軍服っぽいピチッとしたヤツの方が良かったのではないかと。上半身だけ見ても「シェフの制服」に見えてしまい、いまいち強さとカッコ良さが感じられない。

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あと、ググって色んな特撮関係のファンサイトを閲覧した際に多く見られた意見なのだが、怪獣の造形が不格好なのは確かに残念。

ファイヤーマン自体は目が大きくてその所為で頭がでかく見えたりもしたが(中の人=スーツアクターの西条満氏の体型が細身だったのも影響しているのか?)、"地底人のヒーロー"としてはそんなに違和感なく見られた。

SAFの戦闘マシンとして飛行機と潜水艦が用意されていたんだけれど、その造形も個人的には好き。特にシーマリン号(潜水艦)は魚のまんまの形ではあるけれど、目の部分の丸っこさが個人的には好きだった。

だが、ウルトラシリーズを見慣れている身にとっては、他の特撮番組の怪獣ってどれも違和感があるんだよなぁ。同じ円谷が作っていてもファイヤーマンだけじゃなく、例えば『ジャンボーグA』とかもなんか違和感がある。

こちらも「ウルトラシリーズと比較しよう」とついつい身構えちゃうのがイカンのかなぁとも思うのだが、制作側=円谷プロが「差別化を意識する」など気負っていたのも原因なのではないかと。これは【識者】の意見を待ちたいが(笑)。

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ここまで罵詈雑言をいろいろと書いたけれど、それでもイエデビさんに「ファイヤーマンを貸して欲しい」と懇願した理由は、主人公=誠直也の姿が見たかったからです。

誠直也はカッコいい!

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もうね、僕の中では藤岡弘(仮面ライダー1号)宮内洋(勿論、仮面ライダーV3&怪傑ズバット)と同格で、特Aランクに位置する俳優さんです。

彼の場合は『秘密戦隊ゴレンジャー』のアカレンジャー役とか、『特捜最前線』の吉野刑事役が有名だけれど、僕にとってはファイヤーマン=岬大介の姿が最も印象深いのですよ。

彼自身は東映ヤクザ映画などにも数多く出演している、九州男児を彷彿させる俳優さんという事は皆さんご存じだと思う。特撮ってSFに近い物語が多いから、基本的に男っぽくてゴツゴツした俳優って似合わない気がするんだけれど、彼に関しては当て嵌まらないんだよなぁ。あの角刈りっぽい短髪の無骨な姿が、当時としては新しいタイプの特撮ヒーローっぽくって憧れたんじゃないかと。

それと、ファイヤーマンが変身する時と必殺技を繰り出すときの叫び声って、彼がアフレコしたモノにエフェクトがかかっているヤツなんだけれど、その声が男っぽくってこれまたシビれるのよ。

"ファイヤー!"(←変身時の叫び)
"ファイヤー フラーッシュ!"(←必殺技の叫び)

しばらく、影響されて口ずさんでいた【30代・男性】がいましたとさ(爆)。

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コメント

日清バターココナッツって,
「モンドセレクション」受賞じゃなかったっけ。

ttp://monde.client.jp/monde/

なんや,誰でももらえるんか。

円谷プロ10周年記念番組なんですが,
「ファイヤーマン」は他の2作品と比べて
ケレン味がなかったかなと。
「タロウ」のファミリー化と御伽噺化。
「ジャンA」は特撮でありながらカラー的には
仮面ライダーぽかったし。敵は幹部交代
するし,9まで出るし,まあ毎日放送だから。
結局第2次怪獣ブームの晩年は低年齢層が
対象だったということですわ。
その中で,明らかに初代マンとセブンを意識
したであろう「ファイヤーマン」中途半端すぎたね。
睦や岸田なんて誰が有難がる?
そんなん実相寺のエロ映画見てる連中だけや。
メカは確かに斬新でいいんだけどね。
明らかに制作費不足。ミラーマンや
Aの後半の怪獣同様によれよれ感が目立ちますね。
たしか日曜7時からは日テレは富田耕生版の
ドスの効いた「ドラえもん」だったかな。
火曜7時は,伝説の「サンダーマスク」の時間帯。
基本的に率取れないとこばかりいかされたわけやね。
ファイヤーマンの声は,池水通洋氏(YESショッカーライダー)
という説もありますね。
ナレーションは村越伊知郎氏(ノリスケ&バロム1)ですか。
もうねゴジラも円谷もプロレスも「原点帰り」は無理だよ。
オリジナルは超えられないのわかってるやろ。

以下思いついたら追記します。

投稿: イエデビ | 2006.01.15 21:59

イエデビ様>

どうもどうも。
アイアンキング、楽しんでください(謎)。

>なんや,誰でももらえるんか。

相変わらず容赦なし(苦笑)。

>「ファイヤーマン」は他の2作品と比べて
>ケレン味がなかったかなと。
(中略)
>結局第2次怪獣ブームの晩年は低年齢層が
>対象だったということですわ。

敢えてこの辺りは触れなかったんですが、
ググったサイトでもこの記述は多かったですね。
ただ、僕は上に書いた通りに誠直也が好きだったので、
低年齢層の範疇に入る子供でしたが、
何にも気にせずに見てましたけどねぇ。
確かに、今見ると「そうなのかな」という気になりますが、
前に触れたシルバー仮面とかミラーマンのような、
ああいうダークさを当時は余り感じなかったですねぇ。

>その中で,明らかに初代マンとセブンを意識
>したであろう「ファイヤーマン」中途半端すぎたね。

そういう原点回帰の意図は、円谷も明確にしていた訳で。
予算と意欲のバランスが取れなかったんでしょうね。
今見ると、最初の2回はマジで気負いすぎな感があって、
「この後どうやって続けていくの?」と不安が先立ちました。
実際、あなたの指摘通りになった訳ですが(苦笑)。

>睦や岸田なんて誰が有難がる?
>そんなん実相寺のエロ映画見てる連中だけや。

実相寺を「エロ映画」と断言する、
そんなあなたも喜びそうですが(笑)。

>日曜7時からは日テレは富田耕生版の
>ドスの効いた「ドラえもん」だったかな。

「僕のドラえもんは♪」で始まる歌の方ね。
静岡は土曜日の昼間だったかな。

>火曜7時は,伝説の「サンダーマスク」の時間帯。
>基本的に率取れないとこばかりいかされたわけやね。

また、身もフタも無い言い方を(笑)。
そういえば、奥田英二が出演していた
『円盤戦争バンキッド』も日曜6時半放映じゃなかったかな?

>ファイヤーマンの声は,池水通洋氏

ええっ、そうなの?…そりゃ、残念だなぁ(泣)。
まぁ、あーたがおっしゃるなら間違いはないと(苦笑)。
でも、声は確かに似ていると思ったんだけれどねぇ。

>ナレーションは村越伊知郎氏(ノリスケ&バロム1)ですか。

「いけいけ僕らのファイヤーマン」
「みんなで見よう!」ですね…あのノリはキツいなぁ。

>ゴジラも円谷もプロレスも「原点帰り」は無理だよ。
>オリジナルは超えられないのわかってるやろ。

却って「GODZILLA FINAL WARS」みたいな
割り切った感じのヤツが面白いもんねぇ。
形式を壊しつつ、要点を押さえていれば
ファンは満足できると思うんですが、
まず形式にこだわってしまう部分に硬さを感じますな。

上に挙げた三つに、
仮面ライダーも付け加えて頂きたいと(爆)。

投稿: kikka | 2006.01.15 22:29

池水さんが声かどうかははっきりしません。
私も誠氏だと思ってたのですが。
どちらともとれますね。
ちなみに池水さんは「新巨人の星」で長嶋監督やってます。

セブン森次氏の「ジョワ」
ミラーマン石田氏の「オリャ」(谷津か)
くらいのインパクトがあればね。
ファイヤースティックはあきらかに
ベーターカプセルへのオマージュ。
登場の仕方も初代を思わせますね。

西条氏はミラーマンもやってましたが,
当時としてはスマートな方でした。
初代以来のプロポーションかな。

SAFは「怪奇大作戦」のSRIも意識してるかも。
単に岸田つながりですが。栗原さんは可愛く見える
ときもあるんだけど,やはり大根ですな。
そりゃ夏純子や松尾ジーナには勝てん。

結局オリジナルは唯一無二ですから,
それを縛りにすればするほど膠着しますよね。

投稿: イエデビ | 2006.01.15 22:43

イエデビ様>

>池水さんが声かどうかははっきりしません。

それって、ヲタの間でもデータがないんですか?
円谷だけに、すぐに解りそうな気もしますがねぇ。

>ちなみに池水さんは「新巨人の星」で長嶋監督やってます。

知らんがな、そんなディープな話(笑)。

>セブン森次氏の「ジョワ」
>ミラーマン石田氏の「オリャ」(谷津か)
>くらいのインパクトがあればね。

ミラーマンも本人だったんですか。
それは知らなかった。
あれって、それなりの声質が必要そう。
誠直也の声はうってつけの気がしますがねぇ。

>ファイヤースティック
>登場の仕方も初代を思わせますね。

これは見ていて何となく感じました。
ただ、スティックがデカすぎる気もしますが(笑)。

>栗原さんは可愛く見えるときもあるんだけど,
>やはり大根ですな。

でしょ?
まだ最初の秘書の頃はいいんですが、
髪を後ろで結んだ姿が田舎の日本人っぽいんだもの。
まぁ、普通に見たら可愛らしい人だと思いますがね。

>そりゃ夏純子や松尾ジーナには勝てん。

星光子(ウルトラマンA)にも、
牧れい(レッドバロン等)にも勝てんなぁ。

>結局オリジナルは唯一無二ですから,
>それを縛りにすればするほど膠着しますよね。

却って冒険が出来ないって事でよろしいですかねぇ。
安定路線に乗らせるのも大事だけれど、
時代の空気を読んで取り込んでいくのも大事かなと。
そういった割り切りは特撮に限らず重要ですな。

投稿: kikka | 2006.01.15 23:39

こちらでは初めまして。
小ネタですが、当時のテレビドラマ、「パパと呼ばないで」で
松尾嘉代のセリフに「ファイヤーマンごっこして云々...」という
のが確かありました。どの巻か忘れましたが、DVDを持ってる
ので。
「パパと呼ばないで」は第14回が1973,1/10となってる
ので、それ以降の回ではなかろうか?と。(ちなみにこちらの
ドラマは9月の中旬に終了。)

同じ時期にやってる番組名を平気でセリフに入れる
のは今では中々ないのではなかろうか?
当時の呑気な風潮なのか?
(劇中で「しとびっちゃん〜」って子連れ狼の唄を
鼻歌でしょっちゅう歌ってたりもする。)

投稿: 国際パチンコ | 2006.01.18 22:42

どうも国際さん。こちらでは(以下略)
「子連れ狼」は当時日テレで萬屋錦之助が
演じてましたね。大五郎役は(以下自粛)
そして主題歌が橋幸夫の例の歌。
ちなみに47年の紅白歌合戦で,(つまり
ファイヤーマン開始直前)で「子連れ狼」を
歌ってますね。当時は規制が厳しくて
「シトシトピッチャン」を歌う合唱団が出られず,
代わりにコーラスしたのが,スクールメイツの
特別ユニットだったキャンディーズ。
いや,まあどうでもいいことなんですが。

要はNTV同士のタイアップでしょうな。
しかし,普通子供は「ファイヤーマンごっこ」
とは言わんわな。このへん日テレテイストというか。
松尾嘉代もチー坊も当時は清純だった。
またそれは別の話。

投稿: イエデビ | 2006.01.18 22:58

国際パチンコ様>

>こちらでは初めまして。

どうも、お久しぶりでございます。
辺境の地まで来ていただきありがとうございます。

>「ファイヤーマンごっこして云々...」

再放送とか見てましたけれど、
さすがに覚えてないですねぇ。
というか、国際さんはDVDを持ってるんですか!
身の回りが特撮&プロレスのDVD所有者ばかりで、
「普通のドラマ」の所有者を初めて発見したというか(笑)。

>今では中々ないのではなかろうか?

殆どないですよね、そういえば。
ニュースなどでの番宣は露骨になりましたが、
他ドラマでの宣伝というのは聴いた事ないや。
もしかすると、劇中のTVに映っているケースは
あるかもしれませんがねぇ。
ファイヤーマンは間違いなくテコ入れでしょうね。
でも子連れ狼は曲自体も大ヒットしたから、
単に流行を取り入れただけかも。

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イエデビ様>

>どうも国際さん。こちらでは(以下略)

あーた、いつの間にウチのホスト役に(笑)。

>大五郎役は(以下自粛)

この意味深な表現、辞めなはれ(苦笑)。
実情を覚えてるのは、今となっては何人もいないって!
それにしても、紅白語らせたら日本一やな(呆)。

>普通子供は「ファイヤーマンごっこ」
>とは言わんわな。

子供は言いませんわな。
大人でも「ウルトラマンごっこ」「仮面ライダーごっこ」は
何となく言ってた覚えがありますが、
ファイヤーマンなんてマイナーな特撮はまず知りませんな。

>松尾嘉代もチー坊も当時は清純だった。

松尾嘉代はどうだか解りませんが、
チー坊(杉田かおる)は
翌年にウルトラマンレオのレギュラーになるんですよね。
それを思うと、円谷繋がりはここで出来たのかと(妄言)。

投稿: kikka | 2006.01.19 05:25

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