Kraftwerk / Minimum−Maximum
世間が「恋のマイヤヒ」のオリコン1位に驚いている頃、こんなアルバムを購入していたりする(笑)。
ドイツが産んだ「テクノ&Computer Musicのパイオニア」として有名なKraftwerk(クラフトワーク)、彼らの初の公式ライブアルバム『Minimum-Maximum』をいつものレコード屋から引き取ってきた。
彼らはドイツ人だけに、通常はアルバム発売の際に英語盤とドイツ語盤の二つが発売される。僕も両方の予約をしてあったのだが、本日引き取ったのは残念ながら英語盤のみ…要はお金の持ち合わせがなかったから(苦笑)。残されたドイツ語盤は来週辺りに引き取ろうかと思っている。
所謂Computer Musicだけに舞台上では特に何のひねりもなく音が展開していくのだが、そんな中に観客の歓声が混じっていたりすると妙な感慨を覚える(笑)。
日本でも23年前にヒットした"電卓(Pocket Calculator)"で合唱が起こり、最近のヒットチューンである"Tour de France"のイントロが始まると待ち望んだかの様な大歓声が起こる。コンピュータを使って最小限の旋律を使って延々繰り返す「ミニマルテクノ」を無機質にやり続けている彼らと、身体全身を使って踊り声を上げているだろう観客とのギャップが、本来ならば質的には相反するモノなんだろうけれど上手くミックスされていていいんだよなぁ。
それにしても舞台で演じられる歌は多少のアレンジとかはあるけれど、レコードにひたすら忠実だ。歓声さえなければ「KraftwerkのRemixベスト盤」といって売ってしまっても何の違和感もない。
アルバム一曲目の"The Man-Machine"のボコーダーを通した様な歌声に始まって、レコードまんまの"Tour de France"、"Autobahn"ではちゃんと車の音がしているし、"Trans Europe Express"では汽車も走っているし、電卓の音も聞こえてくるし(笑)…マジで寸分の狂いも見えないくらいに聞こえる。
延々同じ展開が繰り返される形でも聴く側は飽きることなく、却って「自然に身体が動かされてしまい心地よくトランス状態に入ってしまう」という効果がある。という事は、ある種のサブリミナルな効果も彼らの音楽にはあるだろう。
まさに「Minimum(最小限)からMaximum(最大限)」というアルバムタイトル通りに、効果的な音を鳴らしているワケだ。
それは決して単なる垂れ流しではなく、一音を奏でる毎に彼らなりのこだわりや確信が感じられるし、組み合わせの巧みさも同時に感じられる。それは他のテクノを志しているミュージシャンがなかなか及ばないところだと断言する。
とにかく「テクノのパイオニア」であるKraftworkの偉大さが垣間見えるアルバムなので、興味がある向きは是非ともご購入いただきたい。来月にはライブDVDも発売されるそうです。
それにしても、最近はBrian EnoとかKraftwerkのお陰でこういう感じの曲が心地よくなってしまっている。グランジ全盛期にはテクノなんてバカにしてたんだけれど、僕も変われば変わるモノなんだなぁ(笑)。
よく考えたら、中学時代にはYMOに夢中になってたっけ。彼らもKraftwerkが好きだって言ってたから、当然の帰結なんだろう。
最後に彼らに一つ苦言を呈したい。
VAIOを使うのは辞めてくれ(爆)。
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コメント
コメント、トラバ、ありがとうございます。
では早速おじゃまします(と変わり身が早い)。
私も色々聴く派ではあるので、コチラを知ったのはDaniel Lanoisで検索した過去があるからなんです。
でも最近はレコード屋から足が遠のいてまして。
いろんな情報(Macについても!)楽しみにしてます。
またおじゃましますね。
投稿: thebourne | 2005.08.21 10:02