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2005.08.15

GODZILLA FINAL WARS

四国のオジさんのパソコン修理がひと段落付いたので、やっとDVDを閲覧した。日曜の昼間に怪獣映画を見るってのも、なかなかまどろむ感じでオツなもんですな。

GODZILLA1

 

福岡の某オジさんから公開初日に電話がかかってきてから、そして四国の黄色いオジさんが絶賛してから半年が経った(笑)。
当時、周囲の評価がけっこう高かったので見に行きたかったけれど、ちょうど会社を辞める間際でメチャクチャ揺れていた&揉めていた時だったので遠慮していた形だったんですよ。

そんな経緯があったので、今回は期待に胸を膨らませてDVDのスタートボタンを押しました。

素人なりに簡単に感想を書きますが…これは面白い!
今日、アメリカ版のGODZILLAを日曜洋画劇場で見たせいか、余計に日本の怪獣映画のもの凄さと素晴らしさとを感じているところです。

GODZILLA3

もう、最初に轟天号が出てきた所で胸が高鳴った(笑)。
加えてゴジラの歴代の宿敵やモスラやおまけにミニラまで登場して、現代風のスピーディーな格闘を展開。でも、昔ながらの力強さも失われていないという、迫力あるシーンが応酬する。
役者は宝田明、水野久美、佐原健二といった東宝特撮のレギュラーメンバーがいて、TOKIOの松岡がいて菊川怜がいて水野真紀がいて北村一輝がいて伊武雅刀がいて國村隼がいて泉谷しげるがいて、格闘ファンが喜びそうなドン・フライや船木やグッドリッジやレイ・セフォーがいて、チョイ役にも佐野史郎とかさとう珠緒とか中尾彬とかがいて…結構、特撮映画にしては豪華メンバーなのではないだろうか。
CGもふんだんに使われていて半ばマトリックスのような趣もあるけれど(苦笑)、現代風の活劇と昔からの特撮がこれだけ融合されているような映画があっただろうか。とにかく制作費はメチャクチャかかってるだろうなぁ。キャシャーンやデビルマンのように中途半端さが無いもの。
とにかく「特撮映画のパイオニア」としての東宝の本気が見えた、快心の娯楽作品だった事は間違いない。

GODZILLA4

アメリカ版ってジェラシックパークの都会版みたいだったじゃないですか(苦笑)。おまけに間接的にフランスの核実験かなんかの批判をしてプロパガンダ的な要素もあったりして、非常に胸くそ悪い映画だったんですよね。
でも、ゴジラの出発点って確かに原爆関連が出発点ではあるけれど、彼自身には日本人の宗教観も反映されているだろうし、とにかく神々しく見えるんですよね。地球の神の化身としてのゴジラというべきか。その日本人が持っているだろう"ゴジラ史観"を忠実に受け継いでいるからこそ、スケールもアメリカのGODZILLAよりも段違いにデカイ。
見たか!アメ公ども!って叫んでやりたいくらい(笑)。

今回は日本人の日本人による現代的解釈によるゴジラだからこそ、面白いと思えた訳です。確かに闘い振りがヴァーリトゥードの影響を受けていたり、怪獣映画と言いながらも人間達の格闘シーンが多かったりという事はあるけれど、却って昔からのフォーマットを後生大事に受け継ぐよりは、肝心な所だけを変えないようにして今の観客にも合わせていく。そういうバランスの良さが今後は求められるのではないだろうかと。
そういう意味で、今回の北村龍平監督の演出は「凄いな!」と素直に思いました。

GODZILLA2

残念というか少し苦笑してしまったのは、この映画のサウンドトラック。
オープニングとエンディングがいかにもキース・エマーソンらしい曲なんだもん。少しでもプログレッシブ・ロックに興味がある人だったら、旋律を効いただけですぐに彼の書いたスコアだと解ってしまう。思わず『恐怖の頭脳改革』を思い出してしまいました(笑)。関係ないけれど、宇宙戦艦ヤマトのイントロは絶対に"悪の教典"のパクリだと信じて早20年になりますか(笑)。
でも、エマーソンがスコアを書くのはいいんだけれど、シンセと打ち込みを多用したデジタルな音楽よりは、リアルなオーケストラで荘厳に奏でられる交響曲っぽい感じの方がいいなぁ…あの伊福部昭のサントラの様に。この辺りはもう少し考慮して欲しい。ゴジラの神々しさが薄くなっちゃう可能性だってあるだろうから。

今回のヒロインは菊川怜だったけれど、異様に脚線美を強調しているシーンが多かった。あれはお父様向けサービスなんだろうなぁ(苦笑)。菊川は容姿的に好きなタイプ(←生意気そうな風情がね)なので、演技の上手下手は別にして納得してるけれど。

個人的に好きなシーンは、泉谷演じるマタギの親子とミニラとの触れ合いだねぇ。あのホノボノさがあるからこそ激闘が輝くという、いいアクセントになってると思います。
さもすれば大人向けの映画になりそうな所を、子供の視点まで持ってくる。往年の「東宝チャンピオン祭り」にあったゴジラの子供向けイメージを、彼らのお陰で取り込む事が出来たという効果があったのではないかなぁ。

最後に…この映画の主役って、ドン・フライ?(爆)

GODZILLA5

船木は元々映画スター志望だからともかく、フライとグッドリッジとレイ・セフォーの演技の上手さは一体なんなんだろうか。特にフライの主役を食ってしまうほどの存在感は特筆されますな。
黄色いオジさんが「アイツら、絶対にアクタースクールに入ってたよ!」と力説していたけれど、確かにそれは頷けた(笑)。

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コメント

わざわざ感想ありがとうございます。
私もDVDで数回(笑)観たんですが,やはりドン・フライの
演技が最高ですね。映画初出演であの出来とは驚きです。
菊川と水野のサービスカットも上手に撮影してますね。
ちょっと人間部分がくどい感じですが,
オープニングのカッコよさといい,音楽のカッコよさ
といい,十分世間に届いてると思うんですが,
興行収益は今一でもったいないなあ。
この作品のゴジラはカッコいいんですよ。
圧倒的な力量を感じる雑魚との戦い。
放射能火炎の威力ってこれ「ドラゴンボール」の影響なのか?

ただ今PCの修理代までケチって買った
「ゴジラファイナルBOX」を見てます。
「地球最大の決戦」まで観ましたが,
怪獣よりも「失われた日本の風景」に目を奪われるというかね。

投稿: イエデビ | 2005.08.15 12:01

イエデビ様>

>わざわざ感想ありがとうございます。

いえいえ、命より大事なモノを貸していただいたわけですから、
感想を書くのは当然ですよ。
しっかりと見たという事を証明しておかなければ。
事情が事情でしたが、こちらこそありがとうございました。

>私もDVDで数回(笑)観たんですが,

昨日から2回、あとチャプター戻して何度も観てます。
何度見ても鮮度が落ちないもの。
思わず"ガイガン起動!"と叫んでみたり(笑)。

>やはりドン・フライの演技が最高ですね。

メチャクチャ格好いいですよね!
主役(TOKIO松岡)よりも男らしくて、
昔ながらの東宝特撮の主役っぽいですよ。

>オープニングのカッコよさ

ゴジラの年代別ダイジェストって言うんですかね、
あれだけでもう期待感がうなぎ登りになりますよね。
あそこは北村の「キチンとしたゴジラ映画を作ろう」という、
意思表示の場面だとも思えるんですがね。

>十分世間に届いてると思うんですが,
>興行収益は今一でもったいないなあ。

音楽だけは、上に書いた通りに腑に落ちない(苦笑)
あれで興行収益が今ひとつって事は、
やはり「特撮映画」に対する視点が育てられていないのかなぁと。
ヲタ相手だけじゃダメなんだけれどなぁ。
却って海外に持って行ったら、大絶賛されそうだけれど。

>放射能火炎の威力ってこれ「ドラゴンボール」の影響なのか?

そうなんでしょうかね?
火炎同士の激突って展開は、昔はなかったですよね?
やっぱり怪獣特撮の醍醐味は肉弾戦だと思いますがね。

>PCの修理代までケチって買った「ゴジラファイナルBOX」

8万円だもんなぁ。
おまけにゴジラの頭まで付いて来るという(爆)。
そりゃPCの修理代は後回しになりますよ。
僕も今年のCD代とか考えると、iMacが買えたなと思いますもん。

>怪獣よりも「失われた日本の風景」に目を奪われるというかね。

その怪獣、特にゴジラは日本の風景に同化してますよね。
やはり、ゴジラは神の化身なんですよ。

投稿: kikka | 2005.08.15 13:10

こんばんは!

コメントありがとうございました。

今回のゴジラは本当に強いですね。
行く手に立ちはだかる怪獣をバッタバッタとなぎ倒し…。
爽快でした(笑

…ガイガンはよかったなぁ♪

投稿: あむろ | 2005.08.21 00:54

あむろ様>

>行く手に立ちはだかる怪獣をバッタバッタとなぎ倒し…。
>爽快でした(笑

あの姿に、古き良き時代劇なんかを思い出しちゃいました(笑)。
高橋英樹とか杉良太郎とか北大路欣也主演のヤツを。
次から次へと送られる刺客を次々と倒す、
アクション映画の王道ですよね(*^_^*)。

>…ガイガンはよかったなぁ♪

北村一輝の「ガイガーン、起動!」も最高でした。
俳優陣では外国人勢と北村だけでお腹いっぱい(笑)。

投稿: kikka | 2005.08.21 02:21

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